控えめに仕事させて.16 ページ16
授業が終わり、帰りの準備をし出した頃。
Aに声をかけたのは数人の女子
まれにだがこういうことがよくあるのでAはしぶしぶ承諾する。
「…勉強、教えて下さい」
『…英語、以外なら』
女子に別れを告げ、職員室にいる教頭先生を呼んだ。彼女が呼び出された理由、それは明確。
『…ゴメンなさい。』
彼女は失態を犯し続けている。中学一年生から。だがしかし改善することはなく、現在に至る。
「しかし…これはないだろ」
突き出されたのは
【英語の回答用紙__________6点】
『いや、いつもより頑張ったつもりで…今回は出来たなと、思ったんですよ!!』
「でもな?お前コレが100点だったら3位だったんだぞ!?」
一位は王道の金色小春。二位も変わらず白石蔵ノ介。
『けど、分からないものは分からないんです。いや、構成はなんとなく分かるんですよ?でも英語の…スペルが』
「言い訳はいらない!君には補習を受けてもらう。」
『え、それだけでいいんですか?』
教頭は、そう言って紙をAに渡した。いつもなら違うのにとAは律儀に折りたたんである手紙を読むと不確かな点を見つける。
『えっと、跡部って…え?』
「本当は男子テニス部だけが呼ばれていたんだが、説明したら快く歓迎してくれたよ。
「生徒会長のよしみだっ」ってね。良かったじゃないか。少しでも点数が上がるように!!
再来週のテストが楽しみだ!!」
【四天宝寺中学男子テニス部レギュラーの皆様
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テニスで競う事も大事だが、中学生という役柄も大切だ!「テニスは凄いのに、勉学が…」そんな困ってるヤツらの為に俺様が直々に教えてやろーじゃねーの!!
賢いヤツらが教えてやる事で、周りも一回りも二回りも成長できる、何、簡単だろ?
一筋縄でいかないヤツも二泊三日の勉強会で逃げ道をなくせばならやるしかねーしな!
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____ちゃんとサプライズも用意しとくぜ!!】
『___えっ?二泊三日?はっ?』
「いや、あの跡部君はやることが違うなぁ」
Aの後ろには、少し気味の悪い笑みを浮かべる白石がいた
『お断り_』
「いや、あの点数はないやろ」
『えっと__』
「Aは英語以外成績ええんやから、頑張らなかんて」
『勘弁して下さい…オサムちゃぁぁん!!』
「楽しみやな。な?…金ちゃんとAは逃がさへんで」
『白石英語何点?』
「普通やで?100点」
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山下後輩(プロフ) - ミリイ(灰崎信者)さん» 原哲也ですか!!高校生組でも出せそうですね!!でもちょっと笑ってしまいました。小説は厳しいですがキリがついたら番外編で出したいと思いますね! (2017年11月4日 20時) (レス) id: d71824c5f5 (このIDを非表示/違反報告)
ミリイ(灰崎信者)(プロフ) - 原哲也(ハラテツ)の小説も書いて欲しいです (2017年11月4日 19時) (レス) id: 99fc6b4eef (このIDを非表示/違反報告)
マオ(プロフ) - 有馬さん» ありがとうございます!家庭事情により更新がものすごく遅くなりますが頑張っていきたいと思います!! (2017年6月6日 0時) (レス) id: 9f003b2981 (このIDを非表示/違反報告)
有馬 - すっごい面白いです!!!更新がんばってくださいね^ - ^ (2017年5月20日 22時) (レス) id: a61dc9da8f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:山下後輩(マオ) x他1人 | 作成日時:2017年4月5日 20時