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「私が、友達…?先輩の…?」
「そうや。ここまでお互いの深い部分の
一部を知って、ただの知り合いは軽すぎるやろ?」
「そう…なんですか、ね…?」
友達の定義。
それが彼女にはわからない。
そもそも先輩のことを友達と言って良いのか。
図々しすぎなくはないか。
彼女の頭の中は軽くパニックだった。
「あー!やっと見つけたー!!!
どこに行ったのか、めちゃくちゃ探したんですよ!」
そこへ、さくらと大弥が来たせいで
彼女のパニック度は、どんどん上がっていく。
「星空さん、大丈夫?」
大弥の問いかけに彼女はビクッとした。
その反応を見て、大弥は少し申し訳なくなった。
また彼女を怖がらせてしまったのではないかと。
でも、それを取り消すように
「だ、大丈夫です…ごめんなさい…」
と小さな声で彼女が言った。
まさか返事が返ってくるとは思っていなかった
大弥とさくらはお互いに目を丸くした。
「なぁ、生きる価値って、なんやと思う?」
それを誤魔化すように健水が二人に聞いた。
「生きる価値?」
「なかなか奥が深い題材ですね」
と、二人は考え込んだ。
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星空宇宙(プロフ) - すぐ帰るとことか同じ過ぎる (2020年12月5日 21時) (レス) id: 4c7289b17b (このIDを非表示/違反報告)
星空宇宙(プロフ) - 今の私の現実と同じすぎて奏音ちゃんの表現力に鳥肌たったしめっちゃ跳び跳ねてる! (2020年12月4日 19時) (レス) id: 4c7289b17b (このIDを非表示/違反報告)
星空宇宙(プロフ) - 奏音ちゃんありがと( *´艸) (2020年12月4日 19時) (レス) id: 4c7289b17b (このIDを非表示/違反報告)
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