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「俺は、さくらがいることで
生きる価値を見出してますね」
「んー、私も同じですね。
大弥がいるから、生きることを当然だと思ってます」
という返事を聞いて
ほのかは頭の中に?が浮かんだ。
どうして相手がいるから生きることを選ぶのか
理解できない。
そういう存在が彼女のそばに居たことがない上に
そういったマンガや小説もあまり読まない。
読まないと言うよりは、
そういったものに目を向けれるほど
彼女自身に心の余裕が無いと言う方が正しい。
「あかん。聞く相手を間違えた。
ただの惚気を聞かされてるわ」
「その言い方は酷くないですか!?」
喧嘩になる…と身構えたほのかを他所に
健水も大弥も、さくらも笑っている。
意味がわからなかった。
どういった反応が正しいのかわからず
健水の方を見て、助けを求めた。
すると健水は、すぐにそれを察して
「この2人な、恋人同士やからさ
つい、からかってしまうねん。
まぁ、おふざけやな」
「おふざけ…」
健水が言うような、おふざけなんて
ほのかは知らないし、経験したことも無い。
テレビなどで見るぐらいだが
そういったものをそんなに真剣に見たことも無い。
知らないことをたくさん教えてくれる健水。
健水といると新鮮な感情がたくさん溢れる。
それが不思議な感覚で
ほのかの好奇心をくすぐった。
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星空宇宙(プロフ) - すぐ帰るとことか同じ過ぎる (2020年12月5日 21時) (レス) id: 4c7289b17b (このIDを非表示/違反報告)
星空宇宙(プロフ) - 今の私の現実と同じすぎて奏音ちゃんの表現力に鳥肌たったしめっちゃ跳び跳ねてる! (2020年12月4日 19時) (レス) id: 4c7289b17b (このIDを非表示/違反報告)
星空宇宙(プロフ) - 奏音ちゃんありがと( *´艸) (2020年12月4日 19時) (レス) id: 4c7289b17b (このIDを非表示/違反報告)
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