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73、大弥視点 ページ23

麗「トルヴィアノの秘宝はね」


(;・`ω・´)ゴクリ


麗「トルヴィアノの泉よ」

トルヴィアノの、泉…?

健水「えっ、あの選ばれた人が飲めば
身体の悪いところを治してくれるって言う…」

麗「そうよ。
あの泉に辿り着ける人って決まってるの。
そもそも泉を盗むなんてできないでしょ?」

確かに、盗めるものじゃないけど…

爽太郎「でも、なんで秘宝って知られてないの?
めーっちゃくちゃ調べないと存在を知れないし」

確かに。

そんな何にでも効く特効薬みたいな水を
必要としてる人もいるだろうし…

麗「国民でも泉のことを知っている人は少ない。
ほぼほぼ伝説になりつつある。
だから、これ以上、広めたりしていないの。
それを狙って戦争が起きてしまっては意味が無い。
トルヴィアノは何があっても争わない。
争いの種も生み出してはならない」

情報を全て与えず、必要なものだけ、
それも国民にとって利益になり、
余計な損を与えない情報のみを広げる。

そして争わない精神を代々、受け継がせていく。

麗「でも、ここだけの話、
トルヴィアノで作られる薬のほとんどには
泉の水が含まれているのよ」

『えぇっ!?』

麗「この国の水には
泉の成分が少しだけ含まれている。
だから、この国で作られたものには
全て、泉が少しだけ含まれているの。
でも、そんなことを広めてしまえば、
誰も他国の物を買ったりしなくなるでしょ?
それこそ争いの種になる。だから内緒」

それは良くない。

俺たちが求めていた秘宝は
トルヴィアノ王国民によって守られている。

そのおかげで余計な争いをせずに済んでいる。

ほんと…トルヴィアノには頭が上がらないや…笑

宙「僕、トイレに行ってくるね」

爽太郎「いってらっしゃーい」

麗「じゃあ、その間にお菓子の用意をしておくわね」

宙「わーい♪」

って宙くんは部屋を出て行った。

真咲「姉さん…本当に、宙くんの扱いに慣れてる。笑」

大弥「これを餌付けと言わずして、何と言うのか…笑」

麗「弟を可愛がってるだけよ。笑
宙くんも、すぐに戻っ…」

「女王陛下!!!陛下!!!」

と、部屋に飛び込んできた召使い。

麗「何事だ」

「刺客です!宙王子様が!」

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空井 奏音(プロフ) - あるぱかさん» そう言っていただけて、本当に嬉しいです!ありがとうございます(^-^)また愛読していただけるように良い作品をアップできるように頑張ります! (2020年3月23日 9時) (レス) id: a2ac2c9dcc (このIDを非表示/違反報告)
あるぱか(プロフ) - 完結おめでとうございます!!ずっと愛読させていただいていたので、終わってしまうと思うと寂しいです…。本当に素敵な作品でした!!次作も楽しみにしています!!! (2020年3月23日 0時) (レス) id: f96fc9fa91 (このIDを非表示/違反報告)
空井 奏音(プロフ) - ガープ女子さん» 大変失礼致しました。きちんと外させていただきました。ご指摘ありがとうございます。 (2020年3月20日 22時) (レス) id: a2ac2c9dcc (このIDを非表示/違反報告)
ガープ女子(プロフ) - オリジナルフラグをちゃんと外して下さい!! (2020年3月19日 22時) (レス) id: feca30ed8b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:空井 奏音 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2020年2月15日 22時

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