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36、健水視点 ページ36
当主｢単刀直入に言います。
紫織、光黄さんと婚約しなさい｣
『！？！？！？！？！？！？！？』
ほんまに単刀直入やん…
驚き通り越して、絶句…
当主｢情緒不安定なあなたを独りにはできません。
これは、あなたのためです｣
紫織｢ですが、当主！光黄さんには彼女さんが…｣
当主は少し考えてから
当主｢…では、他の同じ年頃の人を探しましょう｣
と、すぐに答えた。
光黄くんの立場…
当主｢あなたを不幸にしたくない。
血が繋がっていなくても、あなたは大切な私の孫です｣
紫織｢当主…｣
当主は本当に紫織のことを
大切に思ってるんやな…
それだけ、紫織は愛されてる。
愛しているからこそ、
紫織のために、なんでもしてあげたい。
それの最大が、紫織の将来を守ること。
そう考えるのは悪くないと思うし、
それだけ大切にしていることやと思う。
でも…
当主｢私からの話は以上です｣
このまま受け入れるなんて、できひん…
健水｢待ってください！｣
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