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【A。なんでそんな事言うの？】
【Aがしなきゃ、誰がこの家を支えるの？】とそう言ってきて、お母さんは近づいてきた。。
そして、蹴られて混乱している私にもう1発、殴ってきた。
(いたい…)
〖があﾞあﾞっ…ごﾞめぁﾞ、さﾞ〗
呻き声と涙で視界いっぱいな時、ふと優しい声が聞こえた。
聞きなれた声で一瞬だけは時が止まった気がした。
【何…してるの？お母さん、お姉ちゃん】
そう言ってやってきたのは妹だった。
すぐに私に近寄ってきて、起き上がらせてくれた。
【怪我してる…
お母さん！？どういうこと？】
〖…〗
【教育よ。教育】
【そんなわけないでしょ！？
お姉ちゃんを見て？口元、怪我してのよ！？
そんなの教育じゃない！】
妹はそう言って肩を貸してくれた。
そして【部屋に行こ】と言ってくれて、ゆっくり歩いて運ばた。
【そういうこと。
ふーん、あんたのせいだったんだ】
ふと、後ろでお母さんはそう言ってきた。
するとｶﾞﾀﾝ…と音が鳴って、お母さんは何か光るものを取り出した。
〖ぁﾞ…だめﾞ…〗
【おいおい、なんの音だ………よ………？】
ふと、兄が姿を現した時に、お母さんは腕にあるものを妹に突き刺した。
ｸﾞｻｯ…
そんな音と共に視界が真っ赤になった。
赤い飛沫が広がって、守られるように私たちは倒れた。
【…そう、Aを誑かしたのはこいつだったのね。
そうよね…そうよね！
だって素直なAがあんなこと、言うはずないのよ！
ね、A。そうでしょう？ね？ね？】
〖……〗
その時、分かった。
分かっていたら、妹は死ななかったかもしれない。
(このルールから逃げれない)
涙が止まらなかった。
目の前で消えていく命は沢山見てきたはずなのに、この命だけは、消えて欲しくなかったと思った。
〖あﾞぁﾞあﾞあﾞあﾞぁﾞぁﾞ〗
喉が傷んでも気にせずに叫んだ。
黙ってなんかいられなくて、無我夢中で叫んだ。
愛しい愛しい妹が死んだなんて、理解したくなかった。
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シグマ(プロフ) - 文ストさん» ありがとうございます！すごく頑張ってます、これからも楽しみながら無理せずやります！ (2022年11月18日 1時) (
レス) id: bd84de304f (このIDを非表示/違反報告)
文スト - とっても面白いです！1日に2回ほど投稿してて凄いです！これからもがんばってください！ (2022年11月17日 18時) (レス) @page34 id: 7342f3c81f (このIDを非表示/違反報告)
シグマ(プロフ) - ザイさん» ありがとうございます！お気に召していただいてよかったです。 (2022年11月6日 4時) (レス) id: bd84de304f (このIDを非表示/違反報告)
ザイ(プロフ) - 面白いです！猫っぽいとか性癖に直接ぶっ刺さりました。 (2022年11月5日 23時) (レス) @page11 id: 699f0917a9 (このIDを非表示/違反報告)
シグマ(プロフ) - 水彩さんさん» 水彩さん！えへへ、ありがとうございます！！ (2022年11月3日 14時) (レス) id: bd84de304f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シグマ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/mao2929891/
作成日時：2022年11月3日 11時
