【文スト】彼女はいつも哀れんでいる (ページ39)

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かのじょ３９ページ39

中「また…居なくなるのか？」

中原ははそう口に出した。
すると皆の顔はﾊｯ!として、私を見つめてきた。

『うん。”また”居なくなる』
尾「なっ…」

ずっとそう言う運命なんだ。
…昔からずっと、もう私自身は諦めて受け入れてしまったから。

太「絶対に回避出来ないの？」

『絶対に回避出来ない……
昔、死にたくなくて生きようとしたけど……ダメだった』

太「1人でしたの？」
『勿論、人に言えないから普通』

そう言うと、太宰さんは少し考えて「生きたい？」と伝えてきた。
？まぁそりゃそうに決まってるけど…。

森「！出来るのかい？太宰くん！」
太「Aを身動き出来ないように閉じ込めたらいいのだよ」

…死ぬ時は必ず行動を起こす。
それを太宰は知っているため、”動かなければ死ねないということ”をよぉーく知っている。

太宰の考えはきっと当たっているだろう。

『そうだね。動かなければ生きれるよ』

＿この猫になった時も、気絶しすぎて4年くらいは経っていた。
動かなければ死ねない。
気絶から起きた時に目の前には食べ物があった。
それでなんとか凌いでいたけど…ご飯があれば気絶4年以上は出来る。

中「ならいっそやるか？」
『えっ…』

中「俺はお前に死んで欲しくねぇんだ！」

(いや、いやいやいや？)

待て待て、私一生閉じ込められることになるの？
それはご勘弁。
ってかそれをフツーに言う人達じゃないよねっ！？
どうしちゃったの…？

『だからって、閉じ込めるは無いでしょ？
それに次のリセットタイムは半月後だから！』

森「おや？変わったのかい？」

『気絶のせいで1つ狂ったの。』

＿せっかくみんなと会うためにすぐ来たのだから遊ばせてよ。

(ずーっと閉じ込められる後世なんていや)

思わず引き下がるも、みんなの目は少し違った。
まるで、中原の意見がいいみたいな顔してる。

『え、待って…嘘でしょ？』

「「「…」」」

『鴎外！なんとか言…っ…て……ょ』
森「……すまない。もう、私は辛いんだ。」