【文スト】彼女はいつも哀れんでいる (ページ25)

今日:5 hit、昨日:14 hit、合計:48,230 hit

かのじょ２５ページ25

そして私は鴎外からお茶を貰い、会話を交わした。
私が居なかった間のマフィアの進行状況。

どちらかと言うと、私はマフィア側だ。

森「まぁ、見ての通り…太宰君は探偵社員だ」
太「まぁね。」ﾆｯｺﾘ

『この4年間と少しは結構色んなことが起きたんだね…』

前の様に、みんなと接せれないという話だ。
…当たり前か。

(皆の前で死んだのは私だし)

すると鴎外は心配そうに此方を見た。
何処か目の奥に興味がある。
…嫌な気がする

森「A君。所で＿＿『Shut Up』えっ…」

『…嫌な気がするんだ。口を縫うぞ』
森「酷いっ…だから私の扱いどうなってるの！？」

鴎外はｼｸｼｸと(嘘)泣き始めた。
隣に居る太宰は溜息をつき始めたし、まぁこんな親は嫌だろうなぁ…

森「…結局、何になったの？」
『……』
森「今は異能力を掛けているんだろう？元の本体はなんだい？」

太「それはねぇ…」

太宰は隣でそう言った。
あー、っとこれはマズイ。

太宰は触れようとして来たが、避けた。

太「あ！？」
『もう嫌。元に戻りたくない…』ｹﾞﾝﾅﾘ

私がそんな表情を見せると、鴎外は笑い始めた。
…目を丸くして目を向けると確信の笑いを見せていた。

森「…成程。猫か」
『ｸﾞｯ…何故分かるっ…』

ﾜﾅﾜﾅ…と拳にチカラがを溜めてしまうと、また、鴎外はｸｽｯ…と笑っていた。
そして「君は猫しか嫌わないだろう？」と言って来た。

森「そんな表情もするんだね」
『…うん。やっぱり、苦手なものは苦手だなぁ…』

私はそう言って、フードを降ろした。
そこにはﾋﾟｮｺﾋﾟﾖｺ動く、猫耳があった。
鴎外は目を丸くして居たが、頬をあげて笑っていた。

森「可愛いよ」
『…正直、1㍉も嬉しくない。猫耳なんか。』

太「まーまーね？」

すると、ｺﾝｺﾝとドアのノック音が聞こえた。
そして丁寧に「中原です」と話していた。

その瞬間、鴎外は私に目線を合わせてきた。

『いいよ。どーせ、バレちゃうんだし』
太「…」

森「良いのかい？このまま亡き人で終わらせ、君を傷付けたくは……『いいの』…」

『私は騙したくない。生きているのなら、生きてるって言った方がいい』

私の目には、明るい光を見せていた。
鴎外は少しだけ私を見ては、中原を中に通していた。。