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かのじょ3 ページ3

私はドアから出ようと、ドアノブに触れた。


太「…?」


開かない。
カギは開いているのに、開かない。
…外側のドアだから、向こうに何か障害物を置かれている。


太「…嫌でも外に出さないって事か…」


私はどうやら閉じ込められてしまったらしい。
ただし、そんなに私も馬鹿じゃない。

…窓だ。

窓縁をよく見てみると、何かピリピリしていた。


太(このままでは感電の恐れがあるな……そうだ)


私は距離を離れて、拳銃を窓に向けた。
修理は森さん持ちでいいや。
そんな思いで窓に撃ち、窓ガラスを割った。

上手く、ガラスを割ることが出来た。


太「私、1人くらいは潜り抜けれるか」


そして私は外に出た。
…新人に負けるわけがない。あんな目の女に…

外に出て、深呼吸をした。
勝った。


太「私を閉じ込めようなんて、100年早いよ」


私は暫く歩いていると、急に「ワン!」と声が聞こえた。

…え?
下を見ると、そこには犬が居た。


「ワン!ワン!ワン!」
太「うっそ…」


犬は尻尾を振りながら、此方を見た。
…不味い。

私は犬が苦手だ。
何を考えているのか全く分からず、言う事も理解できてないから。


そして、予測不可能だから。


「クゥーン…?」
太「あ、あっちに行ってよ…この犬!」


私は思わず、体を引くと犬は寄ってきた。

…さ、最悪っ…

私と犬は暫く追いかけっこをした。
そのくらい私は犬が大嫌いなのだ。


ーーーーー
ーーー



『ふぅ…美味しいなぁ。紅葉のお茶は』
尾「そうか?それは嬉しいのぉ…」


一方、Aはのんびり尾崎紅葉の所でお茶を嗜んでいた。
紅葉は嬉しそうに笑い、椅子に座った。

また新しく和菓子を出すと、Aはそれにも手を付けていた。


尾「それにしても、どうして帰ってきたんじゃ?」
『鴎外の我儘。…彼、えっと。太宰をどうしても幹部にしたいんだって』

尾「そうか。あの小僧か…」

『彼も災難だよねぇ…私が相手なんだからさ』
尾「…」


尾崎は静かにお茶を口につけた。
そして、静かに目を瞑った。


尾「…可哀そうじゃな…」
『うんうん。』

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設定タグ:文豪ストレイドッグス , 文スト , 愛され   
作品ジャンル:アニメ
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作者名:シグマ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/  
作成日時:2021年12月3日 0時

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