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かのじょ15 ページ15

私は思い出の木に来ていた。
これは、異能のせいだ。


不死みたいな異能だから、定期的に死ななければならない。
頻度は1年に1回。
そして起きてからの半年間…記憶はない。


私は太宰のロープをくぐった。
取れないように、折れないようにしっかりと。


『ふぅ…何時も緊張しちゃうんだよな…』


新幹線のチケットとか、見せたけどそんなもの偽装だ。
1目見てもバレないように作っている。


夕日が見えた。
美しい姿。
私はそれに照らされながら、首を通した。


『ふ…ふ………』


私は泣いた。
やはり…1人は寂しいものだ。

ふと、ポケットに入っているケータイが震えた。


(でれ、なくて…ごめん)


縄が皮膚に食い込んだ。
痛い筈なのに…もう、慣れれしまった。

夕日が見えなくなる頃…私の命も一旦、消えた。


ーーーーーー
ーーーー
ーー

同時刻。
太宰は頭を悩ませていた。
後ろに居る森さんは、キョトンとしていて首を傾げていた。


太「っ…出てくれっ。お願いA!」
森「どうしたんだい?まだ診査途中だけど…」

太「原因が分かったから、Aに電話しているんだよ!」


太宰はイライラいた。
何故、あの時気づかなかったのか。


太(もう、乗ってしまっただろうか…)


太宰は静かにケータイを下ろした。
…言えなかった。

行って欲しくなかった。
此処に居てほしかった。


太「森さん…私、どうしちゃったんだろ」
森「!」

太「悲しよっ…」


太宰は森さんに抱き着いた。

悔しい。
なんで、なんであの時気づかす…平気な顔してたんだろう。


太宰は泣き出した。

太(もう…会えないかもしれない…)

ん?

太(いや待てよ…幹部になれば、確か個人商法も扱えたはず…)


すると、自然と涙が止まった。
そして目が赤い状態で、森さんに言った。


太「幹部になる。書類だって…出来るよ」
森「…うん。いいよ」


太宰は、更にこれが地獄の判断だとは、思っていなかった。。

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設定タグ:文豪ストレイドッグス , 文スト , 愛され   
作品ジャンル:アニメ
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作者名:シグマ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/  
作成日時:2021年12月3日 0時

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