検索窓
今日:13 hit、昨日:14 hit、合計:48,238 hit

かのじょ12 ページ12

【三日坊主】と言う言葉を知っているだろうか。
知っていたら、それでいい。


太「もう、逃走するの辞めるぅ!」


太宰がそう言ってしまった。
何故だ。
ちゃんと煽って、対抗心みたいなのは掻き出したはず…っ


『早く行ってこい』
太「Aが傍に居るから別にいい!」
『え、ちょ!』


ふと、太宰が私を抱きしめた。
…触れてしまったせいで、異能解除の光が漏れた。


太「んっ、んん?」
『…今日で2度目…』


Aは溜息を付いた。
太宰は姿を見て、目を見開けた。


太「…幼女よりそっちの方が可愛いよ?」
『幼女の方が都合がいい』

太「うわ、悪い笑み…」


そして、太宰にも顔バレしてしまった。
隠していた訳じゃないが、別に知らなくていいものを知ってどうすんだって話だ。


ーーーーーー
ーーーー
ーー


『はぁ……想定外だ』
森「困ってるのかい?」


夜。
Aは頭を抑えていた。
森さんはお茶を用意したが、渡さなかった。


森「話したらあげるよ」
『…太宰がもう逃げてくれない』


Aはお茶を受け取り、目を細めていた。
森さんは隣で静かに考えていた。


『やっぱり、気軽に接し過ぎですかね…随分、警戒心解かれちゃってますし』
森「随分性格が変わったからねぇ…」

『もう回避は十分と言う事なのか?もうガードの仕方の方がいいのか?』

森「…」


Aはブツブツ声を出し続けていた。
…少しだけ森さんは微笑み、肩に頭を乗せた。


『…眠いですか?』
森「いや、リラックスしているんだよ。もっと声を聴かせてくれないかい?」
『言っている意味が理解できません…』

森「('ω')」


Aは、夜な夜なプランを新しく作り変えていた。
…そして隣で静かに聞いている森さん。

静かな夜だった。


エ「ふふっ…。」

かのじょ13→←かのじょ11


おみくじ

おみくじ結果は「末凶」でした!


目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (56 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
135人がお気に入り
設定タグ:文豪ストレイドッグス , 文スト , 愛され   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:シグマ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/  
作成日時:2021年12月3日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。