28話:私の弟子 ページ28
そして、数日後。
暫くは太宰さんも中島さんも特に連絡はなく、会いにくくなった事になっていた。
私は居酒屋に居た。
私の弟子。
雄一郎が、私に手紙を持ってきていた。
『何コレ?』
雄一郎「すみません!手伝って欲しいっす!」
『………パ、ティー?』
雄一郎は私の弟子であり、マフィアに所属している。
そして何故かパーティーに侵入する役目が回ったのだ。
……確か、芥川とか言う人の部下だったな。
雄一郎「うぅ…実は師匠の話をしていると「ほぉー連れてこい」と言われたっす!」
泣きそうな顔をして、此方に頼んできていた。
確かに雄一郎はずば抜けて演技が上手い。
……でもこれは本心だ。
『…マフィア』
雄一郎「…はい」
『……あ"ー、もう分かった。行くから。芥川だっけ?』
雄一郎「あ、いえ。俺とパーティに侵入して……実力を芥川さんに見てもらうっす」
私が頭を悩ますと、周りは五月蝿いほど盛り上がった。
雄一郎は本当にホッとしている様子で、…まぁ仕方ない。
弟子の言葉だ。
やらないわけがない。
『雄一郎。明日ドレス。探しに行くよ』
雄一郎「はい!」
_________________
そして、私達は仕事を休みドレスを見にきた。
だがパーティなど基本的にしない私は、どうすればいいのだろうか?
雄一郎「ししょー!眼鏡は外して下さい!」
『…はいはい。』
___
雄一郎「ししょー!これどうですか?」
『はいはい』
雄一郎「これ!どうっす?」
『嗚呼、うん』
雄一郎「ししょー!」
『うんうん』
雄一郎「ししょー!」
『うん……』
雄一郎「ししょーすか!」
『……』
雄一郎「これを__って大丈夫っすか?」
『やっとかよ。まず、寒い。凍え死ぬ』
雄一郎「は、春過ぎてますよ?」
『年中無休で冷え性だ。こんなドレス…寒い』
私は綺麗なドレスを色々着せられたが、全て肌が見えて寒い。
どうにかして…寒いのを対策しなければならない。
ふと、あるドレスが目に入った。
『………あれにしよう』
雄一郎「??」
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シグマざん(プロフ) - 朱鷺さん» こちらこそ、ありがとうございます (12月17日 16時) (レス) id: af73925dd3 (このIDを非表示/違反報告)
朱鷺 - かっ、神作をありがとうございます!!!!!!!!!!!!!!!!!!✨ (12月17日 16時) (レス) @page46 id: e52a8096f8 (このIDを非表示/違反報告)
シグマ(プロフ) - 颯貴さん» ありがとうございます!( * + ◇ +*)ガンバッタゾ(` ≡ △ ≡’)ワーイ (2021年1月24日 4時) (レス) id: 5678212689 (このIDを非表示/違反報告)
颯貴(プロフ) - やばいです毎回気持ち悪いぐらいニヤついて読んでますwwずっと応援シテマス(`≡△≡’)(なんかこの絵文字可愛くて気に入った) (2021年1月22日 23時) (レス) id: 877859fa3c (このIDを非表示/違反報告)
シグマ(プロフ) - 颯貴さん» ありがとうございます。なら、私はジャンプをしながら更新しましす(!?)お楽しみ下さい。 (2021年1月10日 18時) (レス) id: 5678212689 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:シグマ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/mao2929891/
作成日時:2020年12月15日 3時