43話:名探偵の推理話 ページ43
そして、名探偵に寄った。
江「ちょっと貸して!」
『ぁ…』
するとメガネを取ってきた。
急な事で対応について行けなかったが、名探偵はもう眼鏡を着けていた。
江「どう?似合ってる?」
『……貴方の胸ポケットに入っている眼鏡の方が似合っていると思います』
江「えへへ、バレてた」
江戸川さんは私に眼鏡を返してくれた。
その時「無い方が可愛いのに勿体ない」と言って返してきた。
…何だこの人は。
そして何処かに歩き始めた。
私が固まっていると、江戸川さんは振り返った。
江「何してるの?置いてっちゃうよ?」
『何処に行くんですか?』
江「社長室…ナオミと谷崎と依頼に言ってるからしばらく帰ってこないよ」
『……はい』
私は黙って江戸川さんの後ろをついて行った。
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江「しゃちょー!」
江戸川さんはそう言ってドアを開けた。
中に居た人は慣れているようで、突進している江戸川さんを受け止めた。
ふと、此方を見た。
「む?」
『…初めまして、須田と言います』
江「今日の依頼人。ちょっと特殊だったからここに呼んだの」
江戸川さんはそう言った。
(特殊…)
すると、男性は此方を見て自己紹介をしてくれた。
「私は福沢諭吉。此処の社長をしている。」
江「この子、亜里沙に嫌われている子だよ。困ってたから助けた」
福「そうか。中に入れ」
『は、はい…』
私は中に入ると、江戸川さんは私の事を話した。
…まだ何も言っていないのだが、何故か凄く情報がバレている。
(名探偵とは凄いものだ…)と実感した。
江「って事で、ナオミが来るまで守ってあげようと」
福「そうか。ゆっくりしてくれ」
『はい…その1つ質問良いですか?』
江「それは僕が名探偵だから…でいい?」
『……なんですか、なんか言わせて下さいよ』
(なんでこんなにバレてるんですか?って聞きたかったのに…)
私は溜息をついた。
すると、江戸川さんは色々話してくれた。
解いてきた事件。
私は相槌を打ちながら、話を聞いた。
何故か福沢さんは驚いていた。
江「よーし!助手にしてあげよう!」
『何故?』
江「1時間、僕の話を聞いた子なんか、居ないから」
ふと、時間を見ると本当に1時間経っていた。
…驚いた。
思ったより話が面白かったらしい。
福沢さんが驚いて此方を見ていた理由も分かる気がする。。
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シグマざん(プロフ) - 朱鷺さん» こちらこそ、ありがとうございます (12月17日 16時) (レス) id: af73925dd3 (このIDを非表示/違反報告)
朱鷺 - かっ、神作をありがとうございます!!!!!!!!!!!!!!!!!!✨ (12月17日 16時) (レス) @page46 id: e52a8096f8 (このIDを非表示/違反報告)
シグマ(プロフ) - 颯貴さん» ありがとうございます!( * + ◇ +*)ガンバッタゾ(` ≡ △ ≡’)ワーイ (2021年1月24日 4時) (レス) id: 5678212689 (このIDを非表示/違反報告)
颯貴(プロフ) - やばいです毎回気持ち悪いぐらいニヤついて読んでますwwずっと応援シテマス(`≡△≡’)(なんかこの絵文字可愛くて気に入った) (2021年1月22日 23時) (レス) id: 877859fa3c (このIDを非表示/違反報告)
シグマ(プロフ) - 颯貴さん» ありがとうございます。なら、私はジャンプをしながら更新しましす(!?)お楽しみ下さい。 (2021年1月10日 18時) (レス) id: 5678212689 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:シグマ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/mao2929891/
作成日時:2020年12月15日 3時