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4話:やり取り ページ4

私は頭をペコっと下げて、感謝の言葉を伝えた。
やはり、目つきが怖い。
…この人が支えた人なのか。


(なんだか、ヤンキーみたい)


「ちょっといいかァ?」
『はい?』


彼は少し怒っているようだった。
気のせいだろうか?


「よくも俺の彼女をタブらしたなァ?」
『……ん?』


(何のことだ…?)


目を丸くすると、彼は周りを見て引っ張ってきた。
私は訳も分からないままついていき、路地裏に入った。

ジメジメとした路地裏に、辺りは街灯の光しか頼ることが出来ない。

すると彼は立ち止まり、名前を教えてくれた。
私の名前は知っているらしい。


「俺は中原中也だァ」
『中原さんですね…亜里沙がいつもお世話になっています』


そして、中原さんはスマホの画面を見せてくれた。
思わず眩しくて目を閉じていたが、少しして目を開けた。


(こ、これは……)


そこにはやり取りがあった。
私は目を見開け、思わず怒り顔になってしまった。

……今まで、私に迷惑かける事は仕事のあれだけだった。


(私に、不倫の仲間になれと?)


『……何これ…亜里沙…』
中「手前ェが亜里沙を脅したのか?」

『してない、この供述は全て嘘』


亜里沙は告ってきた彼に【OK】を出したらしい。
そして、その事情をこの彼氏さんに言ったんだ。

これについては浮気してしまいました。

という事だろう。

でもその次に【ごめんね。脅されて…彼と付き合えって命令されて、怖かったの】と被害者ぶった。


(なんで、そーなるの?怒るよ?裏切り)


中「? 命令を出したんじゃねぇのか?」

『してない…。
ってかその…誰か知らんけど、付き合ってどうする?
私に得とは?』


そう言った。
なんで脅さなければならないし、彼氏がいる事知っているのに、言わなきゃならないの?



中「嫌がらせだろ?よく受けて来たと言っていたぞ」

『はぁ?亜里沙の唯一の友達が私何だけど…』
中「はァ?亜里沙に信頼出来る友達は居ねぇ」


(先に嘘ついておった……っ)

5話:普通だった嘘→←3話:彼 1



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設定タグ:文スト , 愛され , 浮気   
作品ジャンル:恋愛
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シグマざん(プロフ) - 朱鷺さん» こちらこそ、ありがとうございます (12月17日 16時) (レス) id: af73925dd3 (このIDを非表示/違反報告)
朱鷺 - かっ、神作をありがとうございます!!!!!!!!!!!!!!!!!!✨ (12月17日 16時) (レス) @page46 id: e52a8096f8 (このIDを非表示/違反報告)
シグマ(プロフ) - 颯貴さん» ありがとうございます!( * + ◇ +*)ガンバッタゾ(` ≡ △ ≡’)ワーイ (2021年1月24日 4時) (レス) id: 5678212689 (このIDを非表示/違反報告)
颯貴(プロフ) - やばいです毎回気持ち悪いぐらいニヤついて読んでますwwずっと応援シテマス(`≡△≡’)(なんかこの絵文字可愛くて気に入った) (2021年1月22日 23時) (レス) id: 877859fa3c (このIDを非表示/違反報告)
シグマ(プロフ) - 颯貴さん» ありがとうございます。なら、私はジャンプをしながら更新しましす(!?)お楽しみ下さい。 (2021年1月10日 18時) (レス) id: 5678212689 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:シグマ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/mao2929891/  
作成日時:2020年12月15日 3時

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