11話:プレゼント ページ11
私は中を開けた。
そこには、なんと【ひざ掛け】があった。
『わー、これ絶対良い奴じゃん…使えない…』
多分昨日、アロマオイルの時に〖冷え性だからね
…まぁ嬉しいものは嬉しい。
(滑らかな生地に軽い、けど空気の侵入を防ぐって……高いよねぇー)
私は少しだけLINEを開き、聞いてみた。
流石に馬鹿ではない。
貰ったら返すのが基本だ。
(聞くの怖いっ…)
知らない方が良い…とはこれだろうな。
そんなことを思っていると、直ぐに既読が付いた。
【安い買い物だ。気にしなくていいぞ】と返ってきた。
(貴方の安いは多分安くない…うぅ、更に聞くのが怖…)
すると少しして【…気になるか?】と返ってきた。
なんだ?
君は私の心が読めるのか?
〖気になります…。
お返しの時、一応、対価を同じ物にしようと思っているので〗
中【ん?別に対価を同じにしなくたって良いじゃねぇのか?】
〖いえ、流石に高級そうな物はただの厚意で貰う訳には…なので聞かせて下さい〗
すると【特注だ】と返ってきた。
うっ…何してんだこの人。
高いの確定じゃねぇか、チクショー
中【それより、もう終わった季節だから別に使わなくなっても大丈夫だからな】
〖あ、いえ、年中無休で寒がりなので、ありがたく使わせていただきます。〗
中【そうか。じゃぁ俺、仕事だから落ちるな】
〖頑張って下さい〗
中【おう(*´﹀`*)】
(あら、意外と可愛い絵文字……)
じゃなくて、結局聞けないまま終わってしまった。
その後…若干のモヤモヤを残しながら、夜ご飯を作って食べた。
(…そういや今から仕事か…。)
私は時間を見た。
19時。
確か、亜里沙が働いている探偵社は夜は無いから、探偵社外なのか。
(仕事何してんだろうなぁー…意外と予想出来ないな…
もしかしてブラック?
いや、確かお金持ちって言ってたし……ブラックでは無いか。)
______
中「……」
「これ、中也よ、任務前もスマホに触れるか」
中「…今終わった。ちょっと色々あってな」
「また彼女とやらか?」
中「いや、別の奴だ…ちょっとな。」
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シグマざん(プロフ) - 朱鷺さん» こちらこそ、ありがとうございます (12月17日 16時) (レス) id: af73925dd3 (このIDを非表示/違反報告)
朱鷺 - かっ、神作をありがとうございます!!!!!!!!!!!!!!!!!!✨ (12月17日 16時) (レス) @page46 id: e52a8096f8 (このIDを非表示/違反報告)
シグマ(プロフ) - 颯貴さん» ありがとうございます!( * + ◇ +*)ガンバッタゾ(` ≡ △ ≡’)ワーイ (2021年1月24日 4時) (レス) id: 5678212689 (このIDを非表示/違反報告)
颯貴(プロフ) - やばいです毎回気持ち悪いぐらいニヤついて読んでますwwずっと応援シテマス(`≡△≡’)(なんかこの絵文字可愛くて気に入った) (2021年1月22日 23時) (レス) id: 877859fa3c (このIDを非表示/違反報告)
シグマ(プロフ) - 颯貴さん» ありがとうございます。なら、私はジャンプをしながら更新しましす(!?)お楽しみ下さい。 (2021年1月10日 18時) (レス) id: 5678212689 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:シグマ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/mao2929891/
作成日時:2020年12月15日 3時