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中島敦くんが国木田さんを医務室にまで持っていってくれた。
その間、治はデレデレと私と手を繋ぎ、ニコニコ笑っていた。
私を探偵社のみんなに見せれて気分がいいのか、ルンルン気分なのがスゴく分かる。
(前に治が言ってた通り…濃い人達だなぁ…)
なんて思っていると、奥からおぼんを持った金髪の男の子がやって来た。
そして探偵社のみんなにオレンジ色のジュースを渡していて、私にも「ニンジンジュースはどうですか？」と聞いてきてくれた。
「さっき作ったばかりですので新鮮ですよ！」
そう言ってにぱっ…と明るく笑っていた。
ニンジンは故郷にいるお姉さんがコチラに送ってくれたと言う。
『…頂いていいの？』
「はい！どうぞ！」
彼がそう言ったので受け取った。
『ありがとう。えっと……』
「僕は宮沢賢治です！」
『私はA。ありがとう宮沢さん』
少しだけ微笑むと、宮沢さんは違う方に向けて歩き出した。
私がコップに口を付けようとすると、治に取られてしまった。
『あ』
私が貰ったジュースを治が口に含み、私にキスしてきた。
『んっ…』
コップを持った逆の手を私のあごに添えて、グイッ…とあげられた。
そして流し込むようにキスしてくれた。
(治…必死だなぁ。)
ほかの人に目移りしないのか不安なのだろうか？
行動が大胆で、目が合うと寂しそうな目をしていた。
大丈夫だよ。
＿治に見惚れてるのは私だから。
最後の一滴まで受け取ると、治は満足そうに唇に最後キスしてくれた。
ﾊﾞｻﾊﾞｻﾞﾊﾞｻｯ…
『「？」』
ふと、何かがたくさん落ちる音がした。
私と治はお互い目線を逸らして部屋内を見回した。
そこにはコチラをみて驚いて固まっている人だらけだった。
「「「……」」」
動けているのは私と治だけ。
私は思わず、アチャー…と顔に手のひらを置いた。
『…治、ここでしたらマズかったみたい…』
「良いじゃないか。見せつけられたんだからね」
『ん…まぁ…』
治の幸せそうなところを見ると、思わず言葉が薄れた。
ふと、ﾋﾟﾋﾟﾋﾟ…とタイマーがなった。
私はスマホを取り出し止めた。
『そろそろ仕事だ。行かなきゃ』
「そんな……」
『いい子にしててね。治』
そう言って治の手を取り、手の甲にキスをした。
すると治は不機嫌ながらも「……分かったよ」と了承してくれた。。
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シグマ(プロフ) - 黒川かぐやさん» うふふふ、嬉しいです！ありがとうございます！まじ共依存しか勝たん★ (8月27日 20時) (
レス) id: af73925dd3 (このIDを非表示/違反報告)
黒川かぐや(プロフ) - あの、好きです……えっと、その👉👈ほんとにこの関係が好きで、この作品沼すぎて、何回も見直しちゃってるくらいです……共依存しか勝たん🥺👊 (8月27日 18時) (レス) id: 5ae6456499 (このIDを非表示/違反報告)
シグマ(プロフ) - 橘スミレさん» ふふふ、ありがとうございます！ (8月27日 3時) (レス) id: af73925dd3 (このIDを非表示/違反報告)
橘スミレ(プロフ) - これぞ共依存ですね。最高です。 (8月27日 0時) (レス) @page44 id: 4832f2335e (このIDを非表示/違反報告)
シグマ(プロフ) - 眠いちゃんさん» おおっ、いいところに気づくねぇ！(ありがとうございます！) (5月13日 19時) (レス) id: af73925dd3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シグマ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/
作成日時：2022年10月23日 19時
