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オロオロ…と青年は慌てていた。
その様子に思わず口元に手を当てて笑ってしまった。
そのことについては縛らないって決めてる。
私の拘束具合は異常だと分かっているから、許すところは許すつもり。
治が私以外の女に誘っても、許してる。
………本心は何も言わない。
そう、なにも…。
私はへらっと笑った。
『大丈夫ですよ。
そして治が誘いたいのならいつでも誘わせてあげてよ』
「そうですか…。
ん！？
いや、誘わせないように言ってください！
それについて本当に困ってるんです！」
『あははっ、なら程々にね。治』
青年はとても大変そうに言っていた。
仕事にも影響するかぁ。
そう思いつつ、治の方に顔を向けた。
治の表情はどこか微妙だった。
「…Aが言うならそうするよ」
少しだけ目線を逸らされた。
(なにそれ…)
そんな顔するのなら誘っちゃダメって縛りたくなる。
他の子の視線が治に向くだけで本当は嫉妬してるのに…っ。
(お、落ち着け)
大丈夫。
きっと治は別になにか他の考えがあっての事だろう。
私は治ほど頭が良くないから全部は分からない。
そう結論を出し青年の方に顔を向けた。
『ほら、そう言っているしこれからは程々になるかも』
「あはは、そうですね。
ありがとうございました！」
そんな短い話をして私達は別れた。
(結構気さくでいい子だったな)
『なんて言う名前の子なの？あの青年』
「……中島敦。私の引き止め係なのだよ」
そういう治はどこか不機嫌で嬉しそうだ。
中島さんにどこか救われてる部分もあったりするのだろう。
不機嫌はきっとすぐに治る。
そう思いつつ、ぎゅっと手を握った。
(…手に居るから大丈夫)
治の同僚にも少し嫉妬するなんて、やっぱり私は異常だろうな。
嫉妬するけど、私ではきっと治の全てを救えないと思うから。
___
__
_
数日後。
私達はお互い仕事に戻った。
私はマフィアにアラームをかけて大量にある書類仕事を納めていた。
ﾋﾞﾋﾞﾋﾞﾋﾞﾋﾞｯ!!!
『…ん？』
ふと、アラームが鳴って顔を上げるとまだたった1時間程度しか経っていなかった。
すぐに視線を逸らすと私の机の上に淹れたての珈琲が用意されていた。
「A、任務だ」
『中原…』
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シグマ(プロフ) - 黒川かぐやさん» うふふふ、嬉しいです！ありがとうございます！まじ共依存しか勝たん★ (8月27日 20時) (
レス) id: af73925dd3 (このIDを非表示/違反報告)
黒川かぐや(プロフ) - あの、好きです……えっと、その👉👈ほんとにこの関係が好きで、この作品沼すぎて、何回も見直しちゃってるくらいです……共依存しか勝たん🥺👊 (8月27日 18時) (レス) id: 5ae6456499 (このIDを非表示/違反報告)
シグマ(プロフ) - 橘スミレさん» ふふふ、ありがとうございます！ (8月27日 3時) (レス) id: af73925dd3 (このIDを非表示/違反報告)
橘スミレ(プロフ) - これぞ共依存ですね。最高です。 (8月27日 0時) (レス) @page44 id: 4832f2335e (このIDを非表示/違反報告)
シグマ(プロフ) - 眠いちゃんさん» おおっ、いいところに気づくねぇ！(ありがとうございます！) (5月13日 19時) (レス) id: af73925dd3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シグマ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/
作成日時：2022年10月23日 19時
