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ビビビビビッ!!!
『っ!?』
ふと、そんな五月蠅い音が部屋に響いた。
この部屋は防音で外にこの五月蠅い音は聞こえない。
アラームを止めて顔をあげると、そこにはある人が居た。
「それにしても怖ぇ集中力だなァ…」
帽子がチャームポイントの小柄な彼。
彼がアラームを弄った犯人だ。
『中原…邪魔しないでって前から言ってるだろう?』
現在。11時。
アラームが鳴るのには1時間早い。
すると中原は心配そうに怒った口調で此方に寄ってきた。
「お前なァ。3時間、ぶっ通しで集中してたんだ。休憩しろ」
『昼に2時間は休んでいる。そして、私は1:100だから…森にも許可を貰っているんだ。』
「お前はその集中力だけ異常なんだよォ。体が無理している事くらい気づけ」
そう怒っているのは、中原中也。
彼はこのマフィアの中で、首領の次に権力がある奴だ。
中原は私に珈琲を出してきた。
「休憩だ。俺もAも、一旦休憩…な?」
『逆らえないのがつらい…』
私はそのコップを受け取り、口を付けた。
偶に、こういう風に此処にやってきては「体が無理している」なんて理由を付けて止めに来る。
勿論。逆らうことはできない。なんせ、彼の方が上だから。
己の体調管理は、己で出来ているつもりだ。
『…で、何の用?追加の書類でもあるの?』
「いや首領が呼んでるぜ。例の報告書について疑問が出たから説明しろってさ」
『へぇー、ちゃんと真面目に全て読んでるんだぁ…』
私は席から立ち上がった。
そして出口の方に歩き出した。
『じゃぁ行ってくるね。暫く帰って来ないから』
「おう、鍵は俺が締めておくな」
『何時もの所に貼ってね』
そして私は首領室に向かった。
大きなエレベーターに乗り、そのガラスから広い横浜を少し眺めた。
静かにドアが開き、そこにはフワフワな赤い絨毯が引かれていた。
歩いているのに、足音1つしない廊下。
私はそんな所を通って首領室。森が居る所へ向かった。。
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シグマ(プロフ) - 黒川かぐやさん» うふふふ、嬉しいです!ありがとうございます!まじ共依存しか勝たん★ (8月27日 20時) (レス) id: af73925dd3 (このIDを非表示/違反報告)
黒川かぐや(プロフ) - あの、好きです……えっと、その👉👈ほんとにこの関係が好きで、この作品沼すぎて、何回も見直しちゃってるくらいです……共依存しか勝たん🥺👊 (8月27日 18時) (レス) id: 5ae6456499 (このIDを非表示/違反報告)
シグマ(プロフ) - 橘スミレさん» ふふふ、ありがとうございます! (8月27日 3時) (レス) id: af73925dd3 (このIDを非表示/違反報告)
橘スミレ(プロフ) - これぞ共依存ですね。最高です。 (8月27日 0時) (レス) @page44 id: 4832f2335e (このIDを非表示/違反報告)
シグマ(プロフ) - 眠いちゃんさん» おおっ、いいところに気づくねぇ!(ありがとうございます!) (5月13日 19時) (レス) id: af73925dd3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:シグマ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/
作成日時:2022年10月23日 19時