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「ふーん、で?」


そういう治は先程はニコニコしていたのに全く笑みがなかった。
思わず引き下がると、手首を引っ張られて無理やり近づけられられた。


『…っ!』

「触れられたのは?触られた時間は?
私の事好きなんだよね?簡単に言えるよね?
ねぇ、早く言ってよ」


治はそう言った。
ヒドく怒っているみたいで、なんとか落ち着かせたいけど方法が分からない。
するとギチギチギチ…と手首が強く握られた。


『まっ、ちょっ』
「待てない」

『んっ…』


ふと、荒々しく唇をうばわれた。
すぐに舌が入ってきて、ぴくっ…と体が飛び跳ねる時には私の弱い所をなぞって来た。


(やば…)


『あ、んっ…ん、お、さぁっ…』


気持ちよさに意識が取られている中、彼の片手は体のラインを指でなぞっていた。
ぴくっ…と体が飛び跳ねると横抱きにされて、自室のベットに運ばれた。


『ごめんっ、治。隠したい訳じゃなくて…言いにくかったの』


ベットにつくと私はすぐにそう言った。
治はループタイを指で外しながら「へぇー」と口を開けた。


(言うなら今しかない)


『眠らされたの。みんな、芥川も。
起きたらドレス着てて、多分…体、触れられてる』

「…」

『起きても直で頬に触れられたし、肩だって_っ!?』


ふと、治は私の口に指を置いてきた。
思わず顔を上げると治は優しい顔に戻っていた。


「知っているよ。だって盗聴器を付けていたからね」
『治…』

「話してくれたのはすごく嬉しいよ。
でも、同じくらい怒っているんだ。」


治は心配してくれたんだ。
私が異能力者でもないただの一般人だから、尚更。
…心配かけちゃった。


『ごめんなさい』
「分かってくれたのならいいんだよ」


「消毒しようか」と言って、治はあの男が触れたところ全てキスしてくれた。
頬も肩も体のつま先まで愛してくれた。

…愛されてるなぁ。
幸せで幸せで、嬉しすぎて怖い。


『おさむ、もう、シない?』
「!」
『家じゃなくていいから、ここでシよ?』


私がそう言って両手を広げると、治は腕の中に入ってくれた。
そして立場がクルッ…と変わり、微笑んだ。


「愛してる。」

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シグマ(プロフ) - 黒川かぐやさん» うふふふ、嬉しいです!ありがとうございます!まじ共依存しか勝たん★ (8月27日 20時) (レス) id: af73925dd3 (このIDを非表示/違反報告)
黒川かぐや(プロフ) - あの、好きです……えっと、その👉👈ほんとにこの関係が好きで、この作品沼すぎて、何回も見直しちゃってるくらいです……共依存しか勝たん🥺👊 (8月27日 18時) (レス) id: 5ae6456499 (このIDを非表示/違反報告)
シグマ(プロフ) - 橘スミレさん» ふふふ、ありがとうございます! (8月27日 3時) (レス) id: af73925dd3 (このIDを非表示/違反報告)
橘スミレ(プロフ) - これぞ共依存ですね。最高です。 (8月27日 0時) (レス) @page44 id: 4832f2335e (このIDを非表示/違反報告)
シグマ(プロフ) - 眠いちゃんさん» おおっ、いいところに気づくねぇ!(ありがとうございます!) (5月13日 19時) (レス) id: af73925dd3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:シグマ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/  
作成日時:2022年10月23日 19時

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