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5kg ページ7

『私が中原なんですけど……』

森「え?」
エ「まぁ!?」


私は兄の横にたった。
2人は目を見開けていた。


中「俺の妹だ」
『中原Aです。』

(少しは似てると思うけど……?
似てないか?)

森は"やっと"私だと分かってくれた。
エリスはタタタタと走ってきて、ギュッと抱きついてきた。


森「その、結構痩せたね」
『ん、そうですね。あんまり自覚は無いですけど』

森は言いにくそうに言っていた。
エリスはキラキラとした目で此方を向いていた。


エ「凄いわ!何をしたの?」
『……泣いてた』
エ「え?」
『…泣いてたら痩せた』


エリスは固まってしまった。
予想外だっただろうか。

私は森を見た。

『私の事より、依頼ですよね。
ほら、兄と龍は出ていくよ』

中「おぉう。終わったら俺の部屋に来てくれ」

『了解。
龍もありがとう』
芥「嗚呼」


そう言って2人は自分の部屋に帰った。
そして私は森を見た。
森は私を見てニコニコしていた。

森「じゃぁ、依頼はこれだよ」
『ん……エリス、ちょっと離れてくれる?』
エ「ええ、分かったわ!」


エリスは森の隣に行き、私は書類を受け取った。
最低限の情報が書いてある私は、森に情報を売る。


『……』
森「そこに書いている人達が少し怪しくてね…裏切り者じゃないか調べて欲しいんだよ」
『はいはい、異能力使います、使います』


私は3人の名前を覚え、異能を使った。
目が赤黒くなった。
森は私を見ていた。

『……ふぅん…』

異能の風圧でくぐっていた紐が取れてしまった。
オレンジ色の髪が広がった。
そして異能が収まった。


森「……どうだい?」
『黒が2人。白が1人。』
森「そうかい」ニコニコ


Aは目を真っ黒にして、そう言った。
そして3分くらいしたら、赤い目が澄んだ色に戻った。

『以上です。』

私は森に書類を分けた。
2:1
黒と白だ。


『証拠は右から3番目の監視カメラ。
時間を1週間前の夜。
深夜3〜4時に決定的な瞬間かな』

私はそう言った。
森は2:1に分けた書類を見つめた。


森「流石、情報の神だねぇ」
『……名前が古臭…そういうの嫌い』
森「ゑ…」

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作品ジャンル:ギャグ
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作者名:シグマ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/mao2929891/  
作成日時:2020年10月14日 14時

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