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普段着に着替え、私達は部屋のソファに座り込んだ。
そして共にしばらく時間を過ごした。
「僕もAと同じところで眠りたい」
ふと、Q様はそう言って隣で不満そうに口を尖らせた。
小さな不満で思わず微笑んでしまう可愛らしさに自然と笑いが溢れると彼は更に激怒してしまった。
(可愛いなぁ)
『太宰様が寝て下さるんだよ』
「Aがいい！ねぇ、だめ？」
「お願い！」とQ様は声を上げたが、太宰様にはもう事前に伝えてしまっている。
今更、勝手に変更するのはダメだ。
＿＿私は強い意志を持って注意した。
すると彼は納得したのか不満そうに顔を顰め此方をしばらく見つめた。
「……わかったよ」
暫くはテレビを共に見た。
だが、月が上に上がる頃には私達は別室に別れた。
彼は隣の寝室へ。
私はソファに横になり、布を1枚掛けた。
「本当に一緒に寝ちゃダメ？」
『ダメです』
『Q様、おやすみなさい』と口を開け、明かりが調節できるボタンを押した。
部屋が暗くなると遠くから「おやすみ」と不満そうな声が聞こえ、扉がしまった。
(太宰様が起きる頃には起きれるように…)
一応、机の上に小腹がすいた時用の晩御飯が用意してある。
きっと気づいてくれると思うけれど、家に誰かが帰ってきた場合、寝起きでも起きれる方がいいだろう。
『……』
＿＿ソファでもフワフワで眠りやすいなぁ…
ふわふわ過ぎるベットやソファは1週間前ほどは眠りにくかった。
眠すぎたり眠れなかったり。
でも、慣れてきたのか短時間で最近はぐっすり眠れる。
私は重たくなった瞼を閉じた。 。
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作者名：シグマ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp//
作成日時：2023年10月19日 16時
