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__自分がしたことは自分に返ってくる。


だから、私は親を殺せない。
私が手を下すと、次はエリス様から下されるから。


「嗚呼、そういうことね」


すぐにエリス様は理解してくれた。
そして、怖がる私を抱きしめてくれた。


『死にたくないんです。不思議です。
少し前までは死んでしまいたいと思っていたのに、今は死にたくないんです』


彼女と会って私は心が救われた。
あの(地獄)から抜け出た。
そしていつの間にか、エリス様を支えることが私にとって生きる理由。

__生きたい理由が出来てしまったから、死ぬのが怖い。

特に目立った才能はないけれど、こんな私に着いてきてくれるエリスが可愛いんだ。


(エリス様から離れられない呪いと両親が殺せない呪い)

_両方、同時に喰らったようだ。


_____
___
_


朝7時頃に私達は部屋を出た。
隣は首領室な為、すぐに寝不足の森様と目が合った。


「おはよう。エリスちゃんAくん」

『森様、寝てないのですか?』
「忙しくてね」


森様は珈琲を片手に目の下には薄い隈が出来ていた。
…ぐっすり寝ている間に、彼は頑張っていたのだろう。

私はすぐに森様の手を取り『寝ましょう』と声をかけた。


『ずっと起きてても正確な判断は出来ません!』
「だが、まだ仕事が…」

『見せてください』


強気でそう言うと、森様は目を丸くしていた。
そして少しパソコンに触れては「いいよ」と言って見せれるだけの仕事を画面に表示してくれた。

_仕事なんて寝不足でしたってしんどいだけ。
それに判断も鈍り失敗も多くなる…まぁ森様は大丈夫だろうけれど。

ふと、画面を見ると私は言葉を失った。


『Q様の…処罰??』

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作者名:シグマ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp//  
作成日時:2023年10月2日 7時

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