15 ページ15
そして少し待っていると次々と探偵社員は帰ってきた。
もうお昼なので、帰ってくる人達でたくさんだ。
みんなご主人様と私を見て驚き、その度に与謝野と国木田が説明してくれた。
「可愛いですわ!」
ふと、目の前に制服を着た女の子が立った。
谷崎ナオミ。
彼女は私を見てお茶をついでくれた。
「本当にあの羅生門ですの?」
『うん!』
「…不思議なこともあるのね…」
彼女は私に興味津々のようで「どんなことが出来ますの?」と聞いてきた。
楽しそうに興味を持ってくれてすごく嬉しい!
(んー何ができるだろう…)
女の子受けするのってなんだろう?
わかんない…。
女の子が好きなの…
女の子が好きなの…
_子猫?
そういえば昔、樋口が猫を見て癒されてたのを見た事がある。
そう思うと私は頭と尻尾に異能をつけた。
体を変化させて黒の猫耳。
黒のしっぽを付けた。
『こんなことできるよ!』
そう言うと探偵社の視線が集まった。
猫耳が珍しいのか少しみんな寄ってきた。
そんな中、ナオミは頭を撫でてくれて笑顔になってくれた。
「可愛いっ」
撫でてくれて思わず嬉しくなると、与謝野や帰ってきた宮沢やが頭を撫でてくれた。
尻尾も忠実に再現!
…感覚は無いけど。
___
__
_
そんなこんなで盛り上がっていると、ふと探偵社のドアが開いた。
「名探偵が帰ってきたよー?」
「ただいま」
ふと、そんな2人が帰ってきた。
名探偵と鏡花だ。
ご主人様と鏡花が目が合うと「なぜ貴方が…」と鏡花は異能を出して警戒していた。
私は地に付いている足を伸ばしてご主人様の前に壁を作った。
「「「「!?」」」」
「…」
『鏡花、攻撃ダメ』
私がそう言うと視線は私に向いた。
うさぎの耳を立てた私を見て、静かに異能を閉じてくれるのを確認すると、私も足を普通の人間のように戻した。
「何故貴方がここにいるの?」
「久しいな、鏡花」
「…答えて」
「太宰さん待ちだ。攻撃するつもりは無い」
「…。」
134人がお気に入り
「文豪ストレイドッグス」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
シグマ(プロフ) - ペネロッペさん» 閲覧ありがとうございます!はい、少し更新停止です。大体半分くらい書けたので少し物語の整理をしてからまた書き進めたいな…と!ゆっくりになりますがよろしくお願いします! (2022年11月2日 4時) (レス) id: bd84de304f (このIDを非表示/違反報告)
シグマ(プロフ) - サキさん» すみませんっ!気づかなくて返信遅れました。うふふ、どうなるかはこれからお楽しみ下さい。いつもありがとうございます! (2022年11月2日 4時) (レス) id: bd84de304f (このIDを非表示/違反報告)
ペネロッペ(プロフ) - こ…更新停止ですか……? (2022年11月1日 12時) (レス) @page27 id: 4e7520e5da (このIDを非表示/違反報告)
サキ(プロフ) - 来るなと拒絶して捨てるのはいいけど乱歩さんの話聞いてた芥川君とツッコミたいですね愛してあげて抱きしめないと無理と言われてたのに太宰さんや森さんに叱られかねん対応ですね (2022年10月25日 8時) (レス) id: 4d7646cafb (このIDを非表示/違反報告)
シグマ(プロフ) - サキさん» えへへ、ありがとうございます!凄く嬉しいッです!それに2回もコメントありがとう! (2022年10月15日 6時) (レス) id: bd84de304f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:シグマ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp//
作成日時:2022年9月24日 22時