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僕は端の方で待機してると共に、視界の中には羅生門を入れた。
羅生門は笑顔で探偵社に異能が分離していたことを説明した。
簡潔に。
探偵社はこの異例な状況を受け入れるのが早かった。


「なるほど。キミはあの芥川の異能力なンだね」
「そんな無茶苦茶なことあるか」

『そんなことあるの!谷崎正解ー!』


名前も引き継がれていることも説明すると、2人は驚いていた。
チラチラと僕の方を見ては、小娘の方を見て、何度も驚いていた。


(チッ…気に食わぬ)


早く帰りたい。
鍛えて太宰さんに認めてもらうまでは、太宰さんに頼りたくないが…首領のご命令なのだ。

思わず険しい顔をしていると、谷崎は周りをキョロキョロみてはお菓子を取っていた。
そして羅生門に向けて差し出していた。


「え、っと…飴ちゃんいる?」
『欲しい!』


羅生門は飴を受け取ってはちゃんとソファに座って口に入れた。
そんな様子を探偵社員は少し微笑んで見つめて、僕の方は警戒した。


『うまうまぁ』


__
_


私が飴を口に入れて解けるまで転がしていると、谷崎がお盆を持ってきた。
目線を向けると私の近くにしゃがんで目線を合わせて話してくれた。


「お茶も飲む?」
『うん!』


谷崎は気が利く。
お茶も頂くと、谷崎は私をじーっと見つめて観察してきた。


なにか付いてる?

すると谷崎はどこか気まずそうに私を見た。
首を傾げていると話しかけてくれた。


「え、えっと…羅生門…で名前あってるンだよね?」
『うん!』

「ほ、本当に?」


谷崎は私とご主人様との関係をあんまり信頼してないみたいだった。
そんなに疑うことかなぁ?
ご主人様が子供をさらって誘拐なんてする訳ないし、その前に゙殺ずと言う選択しかないだろうに。


『分かった!じゃぁ異能見せるね!』
「う、うん!」


私がそう言うと、コップを谷崎に返した。
そして手を前にすると手の先が黒くなっていつもの姿、黒龍が姿を見せた。
そうすると谷崎は目を見開いて驚いた。


『ご主人様を傷つけたら食べちゃうぞ〜!』
「…。」

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シグマ(プロフ) - ペネロッペさん» 閲覧ありがとうございます!はい、少し更新停止です。大体半分くらい書けたので少し物語の整理をしてからまた書き進めたいな…と!ゆっくりになりますがよろしくお願いします! (2022年11月2日 4時) (レス) id: bd84de304f (このIDを非表示/違反報告)
シグマ(プロフ) - サキさん» すみませんっ!気づかなくて返信遅れました。うふふ、どうなるかはこれからお楽しみ下さい。いつもありがとうございます! (2022年11月2日 4時) (レス) id: bd84de304f (このIDを非表示/違反報告)
ペネロッペ(プロフ) - こ…更新停止ですか……? (2022年11月1日 12時) (レス) @page27 id: 4e7520e5da (このIDを非表示/違反報告)
サキ(プロフ) - 来るなと拒絶して捨てるのはいいけど乱歩さんの話聞いてた芥川君とツッコミたいですね愛してあげて抱きしめないと無理と言われてたのに太宰さんや森さんに叱られかねん対応ですね (2022年10月25日 8時) (レス) id: 4d7646cafb (このIDを非表示/違反報告)
シグマ(プロフ) - サキさん» えへへ、ありがとうございます!凄く嬉しいッです!それに2回もコメントありがとう! (2022年10月15日 6時) (レス) id: bd84de304f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:シグマ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp//  
作成日時:2022年9月24日 22時

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