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『ぐすっ』と泣きそうになると3,4人バタバタし始めた。
そしてある者はケータイの画面を見せてくれて「ネコだよー」と、言ってくれた。


『ねこちゃん!』


思わず目を輝かせると、黒服さん達は和やかになった。
そしてある他の黒服が「かわいい」と嘆く中、1人男性がやってきた。


「ネコ好きなの?」
『ううん、大っ嫌い』

「ん?」


私はそう言って靴とズボンの間を狙って思いっきりナイフを切りつけた。
「がぁああっ」と男性が叫ぶと他の黒服は驚いていた。
すぐには傷ついた事に気付かなかったのだろう。
そして、私は目の前に居る黒服の首を薄く切りバッ!と中に逃げ出した。


(よし、中に入れた)


中に入って鍵を閉めて、奥に走り出した。
そして壁に隠れながら時々異能を使って周りを見ていると、警報機がビビビとなり始めた。


【侵入者が入ったみてぇだ、まだ下にいる】


ふとそんな若い男性の声が聞こえた。
きっと、帽子の男性だ。


(存在はバレちゃったけど、きっと大丈夫)


そう心に思いながら体を動かした。、
黒服に見つかったら、距離がある場合コルク弾で目を打ち、サングラスに当てて視線をズラした。

そして、その間に隠れたり、逃げ出してやり過ごす。

そんなことを繰り返していると階段にたどり着いた。


『はぁ、はぁっ、やっぱり広い…っ…』


体力をたくさん付けたのに心臓がドキドキしながら走るととっても疲れちゃう。
でも休憩していると黒服と正面対決になってしまうからそれはヤダ。


(にしても防犯カメラウザイ…)


コルク弾でなんども防犯カメラを打ったけれど、やっぱり所詮はコルク弾で、壊すことは出来ない。
大人が持ってる拳銃ならできたのに…初めの時に奪えばよかった。

エレベーターも時々人が居なくなったことを確認して、乗ったり階段を使ったりして、真ん中よりも少し上くらいに来ると、強制的に移動しなきゃならいみたいだった。

そして、移動すると階段とエレベーターの間にある男性が待っていた。


(ヤバ…)


「はぁ?子供か?んでここに…」


そんな声を言ってじーっと私を見てきた。
アナウンスと同じ声。。


『……』
「まさか_…おいおい、笑わせるなよ…侵入者はお前か?」

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シグマざん(プロフ) - るなさん» ありがとうございます。マイペースにやらせて頂きます (12月8日 0時) (レス) @page12 id: af73925dd3 (このIDを非表示/違反報告)
るな - 続き楽しみにしてます! (12月7日 23時) (レス) @page12 id: 4b22b5eac9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:シグマ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp//  
作成日時:2023年11月24日 10時

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