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『…どうしよっかな』
死んでくれたのはいいけれど、私は防犯カメラに写ってしまってる。
死体がバレたら私が殺したことがバレちゃう。
…洋服は燃やすとして、ジサツに見せかけなきゃ捕まりそう。
『そうだ』
私は部屋の隅々までくまなく探して、ロープと包丁、手袋、それから椅子を持ってきた。
返り血を浴びないようにもう一度、手袋をして包丁でおじさんの目玉を刺した。
…その包丁をおじさんに持たせて指紋をつけた。
近くに放り投げて、死んでしまったおじさんの近くに椅子を倒して置いた。
そして天井にロープをひっかけて縄を切った。
おじさんの首にも、輪にしたロープを作った。
ゴミ袋に手袋を服と一緒に入れて縛った。
それをカバンに入れて隠した。
『……』
完成。
ジサツするおじさん。
ここからは私の今まで鍛えたﾞ演技力ﾞがためされる時。
私はわざと手のひらに血をつけた。
そして、急いで廊下に走った。
スタッフが居ないかキョロキョロ探し、優しそうな清掃員の方に向かって泣きながら走った。
『うﾞぇーんﾞ、お、にい、さｯん』
「！？！？ ど、どうしたのかな？」
『おじさんが、おじさんがｯ…』
私は両手を見せると、スタッフの方は青白い顔をして「どこでっ！？」と言ってくれた。
大きな涙で『×××っ！？、×××！！？！？』と日本語にならない言葉を喋ると、スタッフは私の背中を摩ってくれた。
そして「ゆっくりで、ゆっくりでいいからね」と優しい言葉を頂き、血の着いた手でスタッフを部屋まで連れて行った。
「っ、血の香り…」
スタッフは中に入って確認した。
包丁とロープ。
すぐに察してくれて、苦しい顔で何かを考えていた。
「…この男性は一体何を…」
『うっ、う、わ、たし、こわい…たすけて…』
ぐいっ…と裾を引っ張ると、スタッフは優しい顔をして私の話に耳を傾けてくれた。
「一緒の部屋にいた子だね。
さっきまで何してたのかな？
この男性になにか言われなかった？」
『【いい顔が見たい。だから先にお風呂言っててくれる？】って言われて、出てきたら…っ…う、っﾋｯｸ…』
そう言って濡れた髪に触れると、スタッフは抱きしめてくれた。
そして「警察を呼ぶからこの部屋から出よっか」と言ってくれた。
『あ、あの！』
「？」
『わ、私帰らなきゃ…マ、ママに…』
(ここで口実を作りたいなぁ？)
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シグマざん(プロフ) - るなさん» ありがとうございます。マイペースにやらせて頂きます (12月8日 0時) (
レス) @page12 id: af73925dd3 (このIDを非表示/違反報告)
るな - 続き楽しみにしてます！ (12月7日 23時) (レス) @page12 id: 4b22b5eac9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シグマ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp//
作成日時：2023年11月24日 10時
