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「嗚呼、そうだね。エリスちゃん」
できること。
それはご両親の代わりを少しでもすることだろうか？
…私にはどうしたらいいか分からない。
でも、今は暴れる前に落ち着かせないときっとこの子はまた1人になるだろう。
ずっと暗闇の中で復讐だけで生きて来たこの子をまた突き落とすのは私ではあって欲しくない。
「…すまない」
そう言って2人を抱きしめると、Aはピクッ…と反応したものの、突き放したりはしなかった。
完全に味方という訳じゃないんだろうが、少なくともﾞ両親は殺していないﾞと言うのは信じてくれたみたいだ。
『うあ、わぁぁ、んっ』
しばらく部屋内に子供が泣く声が響いた。
＿＿＿＿
＿＿
＿
『……』
泣き終わり、落ち着くと私はベットの横になって不貞腐れた。
…命を削って鍛えた今までが全て無駄。
落ち着いてそうすぐに理解してどうしようも無くなってやる気を失った。
隣にエリスは居てくれて静かに布団の上から腰あたりを撫でてくれた。
「なるほどな。んで今は誰とも話したくねぇってな」
ふと帽子の彼がそう言った。
私の泣き声が隣の部屋まで聞こえたみたいで、泣き止むとやってきた。
尾崎もそばに来て頭を撫でてくれて、男2人は壁に持たれたり椅子に座ったりして、距離を取ってお話していた。
『…』
「まぁ、やっと子供らしい面を出したんだけどね…」
「ホントよ！ずっと我慢してたみたいだわ」
話はもちろん私の話。
聞くだけ聞いて、黙り込むと4人はペラペラお互いが知ってる情報を晒し始めた。
でも、不貞腐れてる私が口を突っ込めずただ会話を聞いてるだけ。
「それにしても両親が先代に殺されていたのはな…」
その話になると、少ししんみりした。
1番黙り込んだのは森鴎外。
「先代はある意味暴走していたからね…」
「そうじゃのぉ…あの時のマフィアは私は好まぬ」
「………」
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シグマざん(プロフ) - るなさん» ありがとうございます。マイペースにやらせて頂きます (12月8日 0時) (
レス) @page12 id: af73925dd3 (このIDを非表示/違反報告)
るな - 続き楽しみにしてます！ (12月7日 23時) (レス) @page12 id: 4b22b5eac9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シグマ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp//
作成日時：2023年11月24日 10時
