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「それで、私に話って?」


ニコニコ笑って森鴎外はそう聞いてきた。
「答えられる範囲でなら行けるよ」と楽しそうに言った。


『佐藤花。須田優斗』
「!」


私がそれを言うと森鴎外の顔が一瞬驚いた顔をした。
それを見ながら私は睨んだ。


『この名前、しってる?』
「なんでその名を…真逆」


「2人の子かい?」とそう言ってきた。
私は静かに首を縦に降って睨んだ。


『殺したのを許さない』
「あれは自業自得だ。私は止めたんだ」

『…どういうこと?』


森鴎外の様子が少し変わった。
嘘かもしれないけれど、本当かもしれない。
見抜いてやる。
すると、森鴎外は私を少しだけ優しい目で見てきた。


「真逆あの2人が子作りしてたなんて……気づかなかったよ」
『…』

「嗚呼、説明するよ。
あの2人を殺したのは先代だ。」

『せんだい?』

「私はポートマフィアの首領の位置を受け継いただけだ。前は別の男がしていたんだ」


森鴎外はそう言った。
前のマフィアの首領が、次の首領を森鴎外にすると書いて死んだと言うことみたい。
だから、今は受け継いで此処に居るんだと。

そして、パパとママは悪さをする前の首領を殺そうとして返り討ちにあって死んだらしい。


『……』

「私とあの2人の歳はほとんど一緒だったからよく同じ所に配属されたのを覚えているよ。
とにかくコンビネーションが良い2人だったから、先代とよく連絡を取りあっていたのもね。
あの日をよく私は覚えてるよ。」


そう言う森鴎外の言葉に嘘は無さそうだ。
どんな景色だったか説明すると、ちゃんど見てきだ発言だったし、パパとママだってよく知ってる。
だから、これを嘘にするには…私にはできない。


(なら、私が復讐する人は…居ないの?)


私、大きくなるの…行動するの…遅かったの??

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シグマざん(プロフ) - るなさん» ありがとうございます。マイペースにやらせて頂きます (12月8日 0時) (レス) @page12 id: af73925dd3 (このIDを非表示/違反報告)
るな - 続き楽しみにしてます! (12月7日 23時) (レス) @page12 id: 4b22b5eac9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:シグマ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp//  
作成日時:2023年11月24日 10時

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