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力が無くとも、速さではピカイチ。
両親もとっても足も動きも技を繰り出すのも早かったし、小さな体は当たりずらい。


「…っ、めんどくせぇなぁ、ちょこちょこと…」
『当たったら、わたし、死んじゃうしッ』


(こんなに苦戦したのは始めてっ)


戦って少しすると、ふと嫌な気配がした。
だから戦うのをやめて1歩左ズレると、背後からブワッ…と風が吹いた。


『…な…』

「あら、避けられちゃったわ」
「エリス嬢!」


横には大きな注射器を持った女の子が居た。
フワフワと浮いており、帽子の男性の方に向かうと、帽子の彼は心配した顔をしていた。

私はすぐに後ろを見た。


「チュウヤ、作戦変更よ。捕らえろって言ってたワ」

「承知しました。エリス嬢。俺もその作戦に賛成です。
…って、は?」


ふと、帽子の男性が前を見ると、そこに目的の女の子は居なかった。
キョロキョロと周りを見るとエレベーターは動いてない。

階段の方を聞くと、小さく階段を昇っている音がした。


「追いかけっこかァ?」


ふと、階段に向かって大きくそう叫ぶと返事が帰ってきた。
丁寧に返してるもんなのだろうか?


『わたしは、貴方に興味無いの〜!!』

「行きまショ、チュウヤ!」
「おう!」

___
__
_


『うぎゃっ!?』


ふと、帽子の男性はフワフワ浮いた状態でAの首根っこを掴んだ。
Aは音もなく登ってきたので驚いて簡単に捕まってしまった。


(まだ諦めたくない)


そう思ってすぐに体捻ってナイフを彼の目に誘うとすると、手を離してくれてすぐに姿勢を整えた。


「ったく、大人しく掴まってくれよ」
『やだ。私はアイツを殺さなきゃ意味が無いんだから!』


獣のように睨んでいると、エリス嬢と呼ばれた子は首を傾げていた。
そして「どうしてそんなにリンタロウを殺したいの?」と言っていた。


『……』
「リンタロウと会ったことあるのかしら?」

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シグマざん(プロフ) - るなさん» ありがとうございます。マイペースにやらせて頂きます (12月8日 0時) (レス) @page12 id: af73925dd3 (このIDを非表示/違反報告)
るな - 続き楽しみにしてます! (12月7日 23時) (レス) @page12 id: 4b22b5eac9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:シグマ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp//  
作成日時:2023年11月24日 10時

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