27話 ページ31
『………朝?』
目を覚ますと、ベットだった。
(どうして…嗚呼、龍君に運んでもらったのか…)
ふと、覚えていることを思い出した。
芥【好きだ】
芥【もう少し…大人になったら迎えに来る】
『はぁぁぁぁぁ!?!?』
私は咄嗟に口を抑えた。
不味い。
太宰幹部の菌が龍君にも着いてしまった。
(キ、キ、キスだなんて……)
メイ「どうしたの!入るよ!」
『あ、ちょっと///…待っ__///』
メイがドアをバッと開けてしまった。
私は顔を赤くした所が見られた。
メイは目を丸くした。
メイ「へ?」
『開けるなって//……言ったよねッ///』
メイ「A?」
メイは私の隣に座った。
そして背中を優しく撫でてくれた。
メイ「今、頭に浮かんだのは?」
『……龍君…だってあれは昨日ッ……!!』
私はメイをクルッと回って押し倒した。
そして、私は問い詰めた。
『何か教えたんだろ…だって龍君が…あんな事……』
(あんなピュアな子が……するわけないッ……)
私はメイに睨んだ。
メイは目を丸くして、笑っていた。
メイ「芥川だって男の子だ。オオカミになる時はなると思うよ?」
『ッ……いやいや…龍君だよ?分かってる?』
メイを見ていると、本気だと思った。
どうして…急に龍君も…
龍君も…私の事が………?
メイ「芥川はAの事、好__」
『聞きたくない!…聞きたくッ、辞めてこれ以上』
(私の周りにいた人は…皆、好意が?)
私は自分の鈍感さに手が震えた。
もう…皆と目を合わせてもちゃんと話せないッ
どうして、言ってくれないの。
いや、言わないか……
『………』
メイ「…私ね、誰にも取られたくない」
『?』
メイ「大好きッ…私が1番ッ大好きなのにッッ!
どうして取られなきゃいけないの?
ねぇ、私も恋愛対象に…成らない?」
『……ぁ…メイ?』
一瞬、メイの目はギラリと光った気がした。
食う側の目。
私は、メイの傍に居ると食われる……
『……恋愛対象に入ったら何?』
メイ「そしたら、私もずっと一緒に居られるよね?」
『別に別れる気は無い…メイは私の異能力だなら離れられないの…ね?』
(物理的に…)
するとメイはギュッと抱きついてきた。
ベットドンをしていた私はスッと解けてしまった。
メイ「好き。大好き。私が1番好意てるのに」
『……私も好きだよ。でも__まぁそんな目とは見てないなぁ』
(うん、みんな可笑しくなったな。
飴のせいだな。あの1つの飴が……)
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作者名:シグマ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp//
作成日時:2020年11月7日 19時