10話(訂正) ページ13
そして、私達は外に出た。
早く食べる理由は…まぁ分かるよね。
メイ「そんなに太宰って奴が怖い?」
『ばッか!』
メイは堂々と街中で言った。
その口をすぐに塞いだが、私の様子を見てメイは不満そうだった。
メイ「んん!!……ップハッッ……怖いんでしょ?」
『ち、違う…』
否定する私を見てメイはハァ…とため息をついていた。
でも、私を見て、仕方ないとでも言うように微笑んだ。
メイ「まぁ困ったら私が助けるからね!」
『…だからそんなんじゃないって…』
〜〜〜
〜〜
〜
なんて話しながら、夕食が食べ終わった。
今は夕日が入り日の5時。
『せっかくの休みだったのに、家で寝ちゃってごめんね!』
メイ「ぁ…ううん!大丈夫!」
帰り道。
そう話しているとメイが一瞬動揺した。
でもいつもの如く優しく笑っていた。
(どうしたんだろ……やっぱり悲しかったかな…)
『次はちゃんと起きるようにするよ』
メイ「うん!じゃぁ次は遊べるね!」
『そうだね』
そして、私は公園の自動販売機に寄った。
喉が渇いたのだ。
メイ「人間って大変だね」
『喉が渇くからね』
2つ買った。
メイに一応1つ渡した。
『要る?』
メイ「要らない」
メイに返され私はカバンにしまった。
私はお茶を1口飲んだ。
ふと、周りを見ると公園に可愛い女の子が来た。
黄色い髪の子で、夕方に来る必要は無いだろう。
(親御さんは居ないのだろうか?)
その女の子は私の前に来た。
そして喋りかけてきた。
とても愛らしくて幼い。
年齢はメイと同じくらいだろうか。
「リンタロウを知ってるかしら?」
『? …え、えっと……親御さんかな?』
「うーん…まぁそうよ!
私はエリス!」
エリスと言う少女はニコッと笑った。
ふと、メイは私の前に出てエリスを押し倒した。
『メイ!?』
エ「うっ……」
メイ「……A下がって」
メイは人が変わったかのようにエリスの首元に刃物を突きつけていた。
エリスは苦しい顔をしていた。
『何してるの!?』
メイ「此奴…人間じゃねぇ」
エ「うっ…離して……」
私はメイをエリスから離した。
メイはバタバタと暴れた。
メイ「離して!此奴人間じゃ……」
私はメイの耳元でコソッと話した。
『分かってる』
メイ「…ぁぁ……」
『私の異能力位知ってるでしょ』
メイ「……ッ」
(女の子…異能力生命体……。)
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作者名:シグマ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp//
作成日時:2020年11月7日 19時