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You side
そう言ったらごきげんなるぅと一緒に朝ごはんを作って
いつもどうりの朝を過ごして
いつもどうりるぅを見送る時間がきた。
LH「じゃあ、行ってくるね!」
「…うん…行ってらっしゃい」
私にキスをして
ニコニコしながら手を振って出ていったるぅ。
「…るぅ…おっぱ…さよなら…。」
ガチャンという音に私の声は揉み消された。
出し尽くしたと思っていた涙もどんどん落ちてきて
その場に座り込んだ
出会ったあの日のことも、
告白されたことも
初めて手を繋いでキスをして
彼の腕に抱かれたことも
全部、全部昨日のことみたいに覚えているのに
「…っ…わすれなきゃ…」
るぅ、
ごめんね。
愛してる。
部屋の物をすべて片付け引越し屋さんに積んでもらい
何もかもなくなった私の部屋。
“るぅへ“
“勝手にいなくなった私を許して下さい。とは言いません。”
そんなの自分勝手じゃん。
“恨んでください。”
そうやって私を覚えていて欲しい。
“そして私を忘れて別の人と幸せになってね。”
そんなことを微塵も思ってないのに。
“さよなら。”
“A”
るぅ、私の本音に気づかないで。
私のせいいっぱいの嘘を信じて。
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sara(プロフ) - ハニさん» 遅くなってしまいました…すみません。ありがとうございます…! (2017年4月29日 22時) (レス) id: 2f52c9a0e2 (このIDを非表示/違反報告)
ハニ - 感動しました!最高ですね(^^)更新楽しみに待ってますね!頑張ってください( ^ω^ ) (2017年3月3日 22時) (レス) id: 9a680bd3bc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:sara | 作成日時:2016年11月25日 0時