32 ページ32
You side
なんで私が会社を辞めることをオンニが知っているの…?
そんな疑問が頭をよぎったけど
“Aがいなくなったら私がルハンもらってもいいわよね。”
そっちの方が気になって、
誰のものにもなって欲しくない
私以外を見ないで欲しい
でも私は明日からそれを言える立場じゃなくなる。
現に私の家からユラオンニのところへ向かうるぅを止められなかった
「っふ…う…っ」
るぅがいなくなった家は冷気が吹く冬みたいに寂しくて
でも明日からの私の毎日は常にそうなるんだって
これに慣れていかなきゃいけないんだ
明日から毎日が今日からに変わっただけ。
最後だからってはりきった料理もその意味をなくして
ひとりで食べる気にもなれず、引越しの用意を再開することにした。
「…よし。だいたいは片付け終わったかな。」
ひとりで住むには無駄に広かった家だから片付けるのは大変だったけどもしるぅが帰ってきた時悟られないためにも寝室とリビングはそれほど片付けなかった
「帰ってきてくれるよね…。」
帰ってくるからと配慮した期待も、約束も守られず、
私が眠りにつく頃に隣にるぅはいなかった。
198人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
sara(プロフ) - ハニさん» 遅くなってしまいました…すみません。ありがとうございます…! (2017年4月29日 22時) (レス) id: 2f52c9a0e2 (このIDを非表示/違反報告)
ハニ - 感動しました!最高ですね(^^)更新楽しみに待ってますね!頑張ってください( ^ω^ ) (2017年3月3日 22時) (レス) id: 9a680bd3bc (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:sara | 作成日時:2016年11月25日 0時