ジェネシスの傷 ページ24
中は本当に隠れ研究室って感じ。
ポットや分析機であろうものが置かれている。
「哀れだな……。」
セフィロスがそう呟いたポットにはモンスターが入っていた。
……アンジールの顔がついていたやつ。
ここでコピーを作ってるみたいだ。
……ジェネシスやアンジールのコピーを作り出したホランダーもそうだけど……技術を作り出した神羅も怖い……。
「……さっきの話の続きだが……」
怪我は軽いはずだった。
だが、何故かジェネシスの回復は遅れた。
ジェネシスを治療したのが……ホランダーだった。
ホランダーは「腕の傷から魔晄が入ったのがよくなかった」と。
そして治療のためにはまず輸血が必要だと言った。
俺が申し出ようとしたがアンジールとホランダーに止められた。
「なんで俺ではダメだったか……G系ソルジャーか……。」
「G系ソルジャー……。」
ここには盗まれた資料があるようだ。
私はさっきザックスが手に取っていた資料を見た。
[【ソルジャーの劣化現象による報告】
ソルジャーの能力は様々な要素が
微妙なバランスを保つことで維持される。
バランスの変化は因子情報の流出が原因と
考えられるが、通常は起こりえない。
この現象はG系ソルジャー特有のものである。]
なんか…凄く難しい内容だ……。
とにかく…普通のソルジャーは劣化しないけどG系ソルジャーというのは劣化が起きるということでいいのだろうか？
私は部屋を歩き回り、次の資料を手に取った。
[【古代種プロジェクト概要資料】
地中より発見された生命体こそが
伝説の古代種であったことは周知の事実。
また、古代種は星と通じる力を使って、
大地を切り開いたことは史実である。
我々は発見された古代種の細胞を使い、
同等の能力を持つ種族を量産する研究を開始。
魔晄採取コストを大幅に削減することが
主たる目的である。]
古代種と同じ能力を持つ者を量産……。
ますます気持ち悪く感じる……。
悪寒を感じながらも最後であろう資料を手に取った。
[【『プロジェクト・G』実験概要】
人間の胎児に古代種の細胞を埋め込み
古代種の能力を得ることを目的とする。]
「胎児を実験に？……酷い。」
「ホランダーが発案した実験だ。
産まれたのは普通の胎児のはずだが……。」
セフィロスは他の見つけた資料から目を離して補足をくれた。
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めにぇ(プロフ) - エリスさん» コメント、素敵な言葉をありがとうございます！ザックス落ち、なかなかありませんよね…… (2017年5月5日 22時) (
レス) id: 7be032b44b (このIDを非表示/違反報告)
エリス - とても素敵な話をありがとうございます！ザックス落ちってあまりなくって… (2017年5月5日 22時) (レス) id: e676192ee6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しおばたー | 作成日時：2017年3月13日 23時
