幼馴染マンション-俺足- (ページ13)

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１３：横尾side ページ13

横尾side

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いつも通りみんなでワイワイと昼食。

若干１名不機嫌ですけど。

若干１名話し逸らすの必死でしたけど。

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てかAさ？

パーカー羽織るだけじゃなくて

その細い生脚どうにかしろよ笑

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横「ごちそうさまでした！！･・・宏光、まだ拗ねてるの？」

北「別に最初から拗ねてないし」

横「ふーん？」

北「なんだよその目」

横「俺もAの寝起き、見てみたいな～と思って」

北「はぁ？！・・・・、A！！」

A「え？呼んだ？機嫌直ったの？」

北「明日から早起きしろ、な？」

横「ぷっ」

正直すぎるだろ・・・。

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えーーなんでよ～って文句言ってるA。

まあそうなるよね。

宏光のほうが起きるの遅いんだしさ？

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千「A～っ！！食器洗い一緒にやろー！」

A「はーいっ！！」

タタタッて走って行っちゃったAを

宏光が不安げに見つめる。

・・・たしかに不安な気持ちは俺だって一緒。

というよりも、７人みんなAが心配で仕方ない。

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高校生になったと思ったら、

いきなり大人っぽくなっちゃって。

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Aのクラスに会いに行けば、

同級生の男子に囲まれて楽しそうにしてるし。

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正直、悪い虫がつかないか心配すぎる・・・。

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おまけにちょっと鈍感なとこもあるから

簡単に騙されそうだしな～。

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ほかのみんながAをどういう風に見ているかは

最近は知らないけど、

俺はずっとAを見てきたよ。

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本人はそれを知らず「渉くん優しい大好き～」だなんて

抱きついてくるし

手だって繋いでくる。

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俺、完璧お兄ちゃんになってるよな？

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ニ「わったー？Aのこと見過ぎ～！」

ニィって笑ったニカ。

こいつ、意外と侮れない・・・。

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横「で？タマ？Aはどんなふうに抱きついてたわけ？」

玉「・・・・思い出させないでよ」

横「・・・笑」

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でも、一歩踏み出す自信ってのが

俺にはないんだ。

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