【HQ】プリン系女子は動じない。3

恋バナ ページ10

朝ごはんが終わると、すぐに体育館へ行き、準備をして、部員の人達は少しずつアップを始める。

その間にマネージャー達はお皿洗いなどのかたづけをする。


朝ごはん作りは役立たずだったので流石に挽回したいところ。


お皿を割らないように丁寧に作業していく。


私はお皿を拭く係になった。


隣では仁花がお皿を拭いていた。


流れ作業なので、スムーズに進むけど流石に5校分ともなるとものすごい食器の量だった。



少し、慣れてくるとみんなでおしゃべりしながらの作業になった。


雀田「そーいえばさー、みんな好きな人とかいるのー？」


唐突な質問に皆1度手を止めた。


清水「そーゆーかおりちゃんは？」


潔子さんがスパッと質問返しをする。


その質問返しが予想外だったのか急にザ・乙女な顔になるかおりさん。


「かおりさん、顔まっかですよー。」


若葉「心当たりアリですか？！」


さらに詰め寄るとますます顔が赤くなっていく。


雀田「うぅ…木葉のことが気になってる…かな…」


持っていたお皿で顔を隠す雀田さん。
可愛い…


雀田「もう！皆は？潔子ちゃんとか！ほら、主将くんも副将くんも中々じゃない？！」


誤魔化すように潔子さんに話を振るかおりさん。


清水「うーん…澤村も、スガも、東峰も、頼りになるし、大切な仲間。もちろん、1、2年生も。」



あ、なんだ只の女神ですね。



清水「仁花ちゃんは？」


若葉「あー！めっちゃ気になる！日向くんと仲良いよね！影山くんも月島くんもクールな感じでかっこいいし…山口くんは絶対仁花ちゃんのこと好きじゃん？！」


谷地「えぇ？！そんな！！日向は確かに仲良いと思うけど、そそそんなんじゃないよ？！影山くんも月島くんもかっこいいけど私なんかじゃつり合わないし…それに山口くんがそんなことあるわけないよ、ききき気のせいだよっ！そんな勘違いされちゃったら山口くんに迷惑掛けちゃうよっ！」


早口で詰め寄る若葉にさらに早口で返す仁花。


「否定しすぎるのって逆に怪しくない？」


谷地「本当に違うよ！私なんぞが…暗殺される…！」


顔を真っ青にして否定しまくるのが何か可笑しく感じて笑ってしまう。


白福「Aちゃんの好きな人はー？」


「え…」

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