7つ目 ページ9
!?行き止まり…しまった……どうする？
ザッ…と目の前に男が立つ
ゾ「あれ??何処行ったんや?…こっちか？」
そう言って何処かへ行った彼…
『…ありがとうございます』
??「いやっええんやで！良かったなぁ見つかんなくて〜あっ僕鬱って言うんや皆から大先生とか鬱先生とか言われとるで！」
そういった大先生は私の前に立つと
鬱「さっきはホンマに危なかったなぁ笑」
と笑う…彼は私が立ち往生しているところを匿ってくれた。
『ほんとに助かりました…』
鬱「ところでさ…Aちゃんは今彼氏とかいるん？」
…アレ？私名前言ったけ…？それにこの人…
『いやそんないませんよ…』
私は動揺を悟られ無いように会話をすすめる
鬱「そうなんや〜！あっじゃあお礼といっちゃあなんやけど一緒にご飯でも行かへん？あっ！お金は俺払うから！」
『一ついいですか？』
鬱「？なんや〜」
『なんで私の名前を知っているんですか？』
鬱「……」
『それにあなた…別の女性と付き合ってるんじゃないですか？甘ったるい香水の匂いがプンプンしますよ…』
そしてかすかに感じる血の匂い…
この匂い…さっきの屋敷に染み付いた匂い…
ってことは屋敷の住人なのかもしれない
だから名前もわかるし追いかけられていた事も知っていた…
『すいません…私は帰りますね』
鬱「ふっw勘が鋭いなぁ…まぁもうバレたし無理やり連れてくか〜」
そういった大先生は私の手首を掴む
『!?やめてください!!』
コ「あっ！何しとるんや!!大先生!!!」
そう言ってベシっと大先生の頭を叩くコネシマ
シャ「なんでお前がここにおんねん!はよ帰れ」
鬱「ｼｬｵﾁｬﾝ…」
シャ「キモっ！いいからAの手離せやっ!!」
シャオロンが私と大先生を引き離してくれた
『…っありがとうございます……』
彼らが来なかったらどうなっていたか…
シャ「もう大丈夫やっ!!」
コ「安心しいやっ!!」
彼らは優しく私を包み込んだ。
自然と涙があふれる
ゾ「あっいたぁ!!…って大先生やん、なんでここにおるん？…えっ！Aなんで泣いてるん？」
ゾムも来て誤解されたりもしたがなんとか泣き止む事ができた
すると彼らの耳元についたイヤホンのようなものから何か聞こえる
耳を澄ますと男の人の声が聞こえ早く戻ってこいとのことだった
コ「あっ…もうこんな時間や」
シャ「A…来てくれるか？」
正直怖かった
でも悪い人じゃない事もわかった
『…行きますよ』
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作者名：天ノ命 | 作成日時：2019年6月20日 19時
