オオカミ少年な私【我々だ】【トントン】 (ページ6)

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4つ目ページ6

シャ「落ち着いたか？」

『はい……すいません』

彼らは私が泣き止むまでずっと背中を擦ってくれた。

コ「まぁ〜なんや？君は笑った方がお似合いやでっ!!」

そう言ってニコっと笑う彼は前と全く変わらなかった。

『うん…ありがと(ニコッ』

自然に笑えるのも彼らのおかげだったんだなぁ…

シャ「ところでさ…え〜と…君は前に俺らと会ったんか？…すまん覚えてなくて…」

申し訳なさそうに言う彼

…どうやら彼らには前世記憶が無いようだ

ここで『あっ私達前世に会ってるんです』って言っても怖がられるだけだよね…

『あっ…えと……実は前にあなた達にそっくりな人と暮らしていて…でも色々あって離れ離れになって…』

コ「へ〜それでか！にしても名前まで似ててびっくりしたわー！」

シャ「そうやったんか、…会えるといいな」

シャオちゃんもコネちゃんも私に優しい言葉をかけてくれた

コ「そういえば名前なんていうんや？」

『言ってませんでしたね…Aです！』

シャ「Aか…あっ…！」

『!?どうしたんですか？』

もしかして思い出したとか？

シャ「A今から暇か？」

『え？ま、まぁ暇っちゃ暇ですけど…』

コ「あっ！俺シャオロンの考えてることわかったわ!!!」

え？なんですか??ちょっと二人だけで解決しないでくださいよ…

シャ「じゃあ今日あの奥にある屋敷のパーティーの手伝いしてくれへん？」

『…ん？どういうことですか??』

コ「実は家政婦が足りんくてな…金は払うからっ!!…どうや？皿運んだりとか簡単な仕事だけやし？やってくれへん??」

『…っていうかなんで家政婦が足りないのにパーティーすることになったんですか？』

シャ「(ギクゥ!!)…え、えっとな…あー元々は人数は揃っとたんやけど……なんや？
ええと…あっ！なんか皆今日になって風邪引いたみたいで」

コ「そ、そうなんや！やから俺らが今手伝ってくれる人を探しとったちゅう訳やねん!!」

…なんか動揺してるけどまぁいいか

あっでも…

『私この服気に入ってて…脱ぎたくないんですけど……』

家政婦…という事だしスカートとかで尻尾は隠せるけど…耳は隠せない…バレたらパーティーは疎か私の人生がめちゃくちゃだ

シャ「あっそうなんやーじゃあ裏方をやってもらおうかな？」

コ「それなら服もそのままやしな！」

『…それならやってもいいですよ』