2つ目 ページ4
目を覚ますと小さな部屋にいた。
『…ここ…は?』
僕の家じゃない…じゃあここは?
周りを見るがテーブルに椅子などのシンプルな家具しか置かれていない
奥には扉がある…扉の先は外につながっているようだ。
『…ん?あれ??…』
ナイ…僕の僕が…ないっ!?…えっ!どこいった!?
体を触るが僕のは何処にもない…
ふと頭を触るとふさっ…と髪とは違う感触がした
なんかついてる!?えっ!何これ?!…ってか僕
尻尾ついてない?え?なんで?混乱していると
扉の横に大きな鏡が置かれていた
すぐに鏡の前に立つ
『もしかして僕…いや…私は…狼人間になったの?』
目の前に映るのは
獣耳と尻尾が生えた少女だった…
少女は青みがかった紺色の目をぱちぱちして絶句していた…
『…よりによって狼だなんて……』
よくわからないことが多すぎる…
するとテーブルに一枚の紙が置かれているのに気がついた
《神です〜最初にあなたは転生しました。>.<
あなたの肉体はこちらが用意した新品です!
優しく扱ってくださいね(˘・_・˘)
ちなみに何か質問はある?》
イヤイヤ…どこから突っ込めばいいの?
っていうか神っていたんだ…
すると紙に文字が浮き上がる
《いるよ〜✧(>o<)ノ✧》
…なんか…チャラいな…
《そんなことナイヨー(◔‿◔)》
『じゃあ質問いい?』
《どうぞ〜!(>▽<)ノ》
『なんで僕女の子になってるの?』
《…(ಠ_ಠ)だめ?》
『いや何その不満げな顔…じゃあ今僕…いや私って何歳なの?』
見た感じだと僕結構背高いから…13とか?
《歳はねぇ〜じゃあ17歳にしよう!!》
雑っ!!…でも
『胸なくね?』
《コラッ!(>0<;)…でも顔はいいでしょ?》
『まぁ…確かに、じゃあ最後の質問
あんたは何が目的でこんなことしてんの?』
《目的っ!?そんなのないよ〜ただ僕は君の願いを叶えてあげただけー
今後の人生…もちろん君が決めんていいんだよ?
僕は何も要求しない…じゃあ強いていうなら
前みたいな後悔はしないでね》
そう記して紙は光に包まれ消えた。
『前みたいな後悔はしないでね…か』
もちろんそのつもりだ。
狼少年だった私は狼人間になって生きる
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作者名:天ノ命 | 作成日時:2019年6月20日 19時