20話目 ページ29
『っえ?』
急に風が巻き起こり、思わずぎゅっと目を瞑る
そして風がおさまりそうっと目を開ける……と
『ここ……どこ?』
先程まで森にお姉ちゃんとメアリーで居たのに二人共居ない。その上真っ白でなんにもない空間に置かれている
「あー…。聞こえるかしら??」
周りをきょろきょろと見回していると突然どこからか声が聞こえてくる
正直言うとほんと誰?
ここどこ?答えないと蹴るよ?
といいたいところ
だけど罠かもしれない
反応しない方がいいよね
身構えたままじっと黙っているとふふっとまるでホラー物のように気味悪く笑う
「私の事、無視するの?」
そう問いかけてくる
いや聞こえる?って聞いてきたんお前だよ
聞こえるか分かってんならわざわざ言うなよこんにゃろ←
「へぇ、無視しちゃうんだ
私、怒ると結構怖いんだよ?
自分の身と大切な人の身のことを考えてみなって」
『…はぁ、そこまで言うなら話してあげる。
んで、自分から話しかけたってことは何かあるんでしょ?』
「まぁ、ね
まず1つ聞きたいことがあるんだけどいい?」
『…答えられる範囲なら』
未だにこいつが誰だか分からない
安易にYESだとかNOと答えるのは馬鹿のすることだろう
私がそう考えてるといつの間にか前方に人影が見える
顔や髪型は見えない
多分女の子かな…?
「えっとね、まず貴方は空に浮かぶ穴を姉と見つけ、人間の子が心配で魔法使いの家へ向かう
ここまで合ってる?」
『…うん』
「それでー、魔法使いの家へ向かうが不在。そこで僧侶と名乗る者と出会い、人間の子の目撃証言を貰って森に行く…と」
『合ってるけど、何がしたいの?
こんなこと聞いて』
謎の人影を私はキッと睨む
「あぁ、もう
そんな怖い顔しないでよ
まぁちょっと忠告をしようと思っただけだよ
今のは本人確認
違う人に言っても意味が無いじゃん?」
忠告?なんの忠告だろう
「まぁ、本題に入るよ
長いと覚えられないだろうから一言で言うね」
1拍の静寂を置き少女は言った
自我を保て、と
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みかんパフェ(垢変更しました)(プロフ) - ほんっとーにごめんなさい!!!前のアカウントが使えなくなった上パスワードも忘れてしまい、消すにも消せず、更新するにも更新できない状況です…!本当にごめんなさい! (2019年3月23日 13時) (レス) id: e04ebc82bf (このIDを非表示/違反報告)
みかんパフェ(プロフ) - 奈那さん» コメントありがとうございます! (2018年9月23日 10時) (レス) id: e04ebc82bf (このIDを非表示/違反報告)
奈那 - このお話はまた特別で良さげな作品でした (2018年7月24日 20時) (レス) id: e3bf079b81 (このIDを非表示/違反報告)
rei(・v・★) ”蓮依”@ 楽天好き(プロフ) - 頑張ってね。イメ画描かせてもらうよー!! (2018年4月26日 6時) (レス) id: 5c4cf51bfc (このIDを非表示/違反報告)
みかんパフェ(プロフ) - ◇沙奈◆さん» w (2018年3月13日 16時) (レス) id: e04ebc82bf (このIDを非表示/違反報告)
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