博麗神社、第二の巫女！ (ページ15)

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11話目ページ15

貴方side

「じゃあなパチュリー！
この本一生借りてくぜ！」

「ま、待ちなさーいっ！」

魔理沙だよねー

魔理沙は箒でピューッ！と飛んでいき、後ろからパチュリーが息を切らして走ってきた

その足元はかなりフラフラしていて、不安定だ

「パチュリー！？
大丈夫？」

アリスが駆け寄り、看護師のような役目をする

「パ、パチュリーさん！」
「パチュリー！」

さなちゃんと私もそれに続きパチュリーの元へいく

「う、うぅ…」

かなり体力消耗してるな……

私は苦笑いを浮かべた

「パチュリー様ぁぁっっ！！
大丈夫ですかーーっ！？」

小悪魔がものすんごい空圧を出しながらきた

顔が本気だ。こりゃ、魔理沙は大変だな

「わっ！」

当然さなちゃんはびっくりする

「ふぁぁ…パチュリー様、大丈夫ですか！？
大丈夫じゃないですよね！？」

「パチュリー様、お薬をお持ちしました」

「咲夜！なんで分かったの？」

「あんな爆発音があったら誰でも気づきますよ
パチュリー様は薬をのませて、ベッドに寝かせましょう」

んもー、魔理沙のせいで魔法の練習できなかったじゃない

まぁ、本を借りていけばいっか

「パチュリー様ぁ…」

小悪魔は泣きそうだ

「こあ、うるさい…」

「はいぃ……」

「パチュリー様、いきますよ？」

「えぇ」

パチュリーは咲夜に支えられながら
医務室へ向かった

「あ！」

「どうしたの？アリス」

「大妖精とチョコレートケーキをつくる約束をしてたの！
あぁ、急がなくちゃ！
あと10分しかない！
またね！A！さなちゃん！
小悪魔！」

アリスは大急ぎで去っていった
なんか、最近アリスと大妖精仲良くなってるなぁ
⑨はお呼びじゃないのか

「じゃ、私達も帰るかな
小悪魔はどうするの？」

「私は本を片付けなければならないので…」

ペコリと頭をさげて小悪魔はいった

大変ね、小悪魔……

「じゃ、いこ、さなちゃん」

「はいっ」

次は、どこを案内しよう

案外、楽しいもんだな

そう思い、微笑んでいたのは自分だけの秘密だ