100と30と3つめ ページ38
[青峰 side ]
あー。ダメだ
何もする気になんねー
ここんとこずっとそんな状態だ。もとから毎日ダルかったけど、グラビア見てても何も面白くねーんだから重症だ
自分のベッドで大の字になりながらオレはため息をついた。ため息も舌打ちもここ数日で何回したかわかんねー
オレがそのままボーッとしてると、ケータイが鳴った。どうせさつきからの電話だろーと思って、無視をすると着信音はやがて鳴り止んだ
青「(さつきもめげねーな。練習なんざ行くわけねーだろ)｣
オレは欠伸をしながら寝返りをうつ。すると何となく部屋にあるバッシュに目がいった
青「(練習には行かねーけど、バスケすんのはアリだな)｣
オレは起き上がってボールを掴み公園へと向かった
[in 公園]
ダムダムダム
シュッ
………。
まぁぶっちゃけ気分は変わんねーよ。シュートを打つ→入るをひたすら繰り返してるだけだし、あーでも家に居るよりゃマシか
投げたボールを拾いに行こうとすると、ポケットに入れたケータイがまた鳴った。相手はさっきと同じ
青「(しつけー)｣
ホントにしつけー。練習の事もだが、学校でAとすれ違ってから「こないだどうして無視したの!?説明して！｣と、コレばかり言ってくる。
あんまりしつこく聞いてくるから「アイツにはもう関わんねー事にした｣とだけ言ったら、さつきが｢どうして？｣と言う回数が余計増えた
青「(どうして？って……あんだけ傷付けといて、フツーに声かけられるわけねーだろ)｣
謝って済むならいくらでも頭下げる。でもそんな簡単な話じゃねーし、もしそれで元に戻れたとしても、また傷付けるんじゃねーかって考えちまう
まぁ、謝るのも無理かもな。すれ違った時に目ぇ反らされたし。それって完全に拒否反応だろ？アイツがマジでオレと接したくねーんだったら、もう何もしないのが一番いいだろ。
青「(最初っからそうしてりゃ良かったんだよ。そしたら、あんなこと……)｣
またシュートを打ち始めると、パチパチと手を鳴らす音が聞こえてきた
富「全然外さないのね。聞いてた通りだわ｣
見覚えのあるチンチクリンの女がオレに近寄ってくる。……どこで見たっけ？思い出せねーわ
富「その顔……私の事覚えてないのね？｣
青「おう｣
富「はー。失礼な人…まぁいいわ、Aの事で話があるの｣
そう言ってそいつが手を叩くと、スーツの男達が出てきて、オレは訳の分からないままソイツらに車に乗せられた
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あんこ(プロフ) - うﾞぅー。本当にヒドイ更新具合ですね……頑張ります(T-T) (2015年3月20日 21時) (
レス) id: 2b1cf20e49 (このIDを非表示/違反報告)
サキ - 更新頑張ってください！ (2015年3月19日 16時) (レス) id: 230e8534c7 (このIDを非表示/違反報告)
ライネ - この小説おもろいです!更新ガンバです。 (2015年3月17日 20時) (レス) id: cc2ae5f13f (このIDを非表示/違反報告)
あんこ(プロフ) - みいさん» ありがとうございます！なかなか更新できなくて申し訳ないです…頑張ります！！ (2015年2月26日 13時) (レス) id: 2b1cf20e49 (このIDを非表示/違反報告)
みい - 全部 見ましたッ!更新頑張ってください (2015年2月23日 0時) (レス) id: d81b228a30 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あんこ | 作成日時：2013年10月10日 0時
