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100と20と5つめ ページ30

[青峰 side]

Aに逃げられ
てからニ週間たった

美術室で待ち伏せしてたら
余裕で捕まえられると思って
たのに、全然捕まんねー


おしい場面も何度かあったが、あと一歩の所で何故か邪魔(教師)が入るし


いい加減ストレス溜まってくんぜ。しかもこれだけじゃなくて…


男1「なー、オレまた織本さんがバスケ部の人と歩いてんの見ちまった」


男2「えっ!でも織本さんって青峰と噂になってるんじゃ……」


男1「オレもそう思ってたんだけどよ。違う気がしてきたんだよな。本命はあの先輩なんじゃねーかなって」


男2「あー、文化祭一緒に回ってたらしいしな」


若松とアイツがより仲良くなってる。さつきの余計な情報によると、若松がAを家まで送ったり、マジバで晩飯食ったりしてるらしい


青「(このままだとあの二人くっつくかもな)」


Aが若松のモンになる。そう思ったら誰かに心臓を握られてるみてーな、妙な気持ち悪さが込み上げてきた


青「(……考えんの止めて昼寝でもすっかな)」


オレは気持ち悪さを解消しようと教室を出て屋上へ向かった


その途中、何気なく廊下の窓から中庭に目をやった

青「……タイミング悪ぃ」


そこにはベンチに座って飯食ってるAと若松がいた

仲良さげに、楽しそうに


若松がAの頭をポンポン叩いて、Aはそれに対して照れ臭そうに笑ってみせる


青「(そんな笑顔……他の奴に見せんなよ)」


そう思っても、アッチに伝わるわけもなく二人は喋り続けている。ここから中庭までの距離が倍に感じた


オレは……本気で欲しいと思ったモンは手に入んねーのか?


ふと中学ん時の嫌な思い出が頭をよぎった。上手くなればなるほど、バスケがつまんなくなって、周囲は冷えきっていった


バスケもAもオレが求めれば求めるほど離れてく。これから先も、オレが欲しいと思ったモンは手に入んねぇのかもしんねー


青「(ハッ…んなのはゴメンだわ)」


オレの中で何かが音を立てて壊れた


バスケは周り次第だからオレにはどうしよーもねぇけど、Aは別だ。誰かに奪られる前にオレのモンにしちまえばいい…力づくでも



オレは屋上へ向かうためにまた歩きだした

Aの笑顔から目を逸らして

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あんこ(プロフ) - ゔぅー。本当にヒドイ更新具合ですね……頑張ります(T-T) (2015年3月20日 21時) (レス) id: 2b1cf20e49 (このIDを非表示/違反報告)
サキ - 更新頑張ってください! (2015年3月19日 16時) (レス) id: 230e8534c7 (このIDを非表示/違反報告)
ライネ - この小説おもろいです!更新ガンバです。 (2015年3月17日 20時) (レス) id: cc2ae5f13f (このIDを非表示/違反報告)
あんこ(プロフ) - みいさん» ありがとうございます!なかなか更新できなくて申し訳ないです…頑張ります!! (2015年2月26日 13時) (レス) id: 2b1cf20e49 (このIDを非表示/違反報告)
みい - 全部 見ましたッ!更新頑張ってください (2015年2月23日 0時) (レス) id: d81b228a30 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あんこ | 作成日時:2013年10月10日 0時

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