100と8つめ ページ13
[文化祭 1日目]
なんだかんだで準備の
期間があっという間に
過ぎていって、今日は文化祭初日
後20分したら始まるので、きちんと運営ができるように皆で飾り付けとか、材料とかの最終チェックをしている
私とさつきはその作業をしながらお喋りをしていた。今日はさつきが店番をする日で、彼女はメイド姿になって私の前に立っている
貴「改めて、さつき似合いすぎ!」
桃「そう?変じゃない?」
変どころか、アイドル級に可愛い!
貴「怪しい人が来たら逃げてね。連れていかれそう」
桃「あはは、何それ〜!」
本気で言ってるつもりなんだけど、軽く流されてしまった
桃「ところで、若松先輩と今日まわるんだよね」
貴「うん!」
桃「(わー…こんな笑顔見たら青峰君ヘコむかも)……明日Aは店番とかで忙しいんだから、今日は楽しんできてね」
さつきは複雑な笑顔を浮かべた
その後もさつきと雑談していると、文化祭開始の放送が入った。放送が終わって1分もたたない内に、若松先輩が迎えに来てくれた
貴「すみませんクラスまで来てもらっちゃって」
若「いいって。で、どこ行く?」
貴「あっ、永山先輩に『あたしのクラス来い』って言われてるんで、行ってもいいですか?」
若「永山さんって、確か今吉さんと同じクラスだったよな。ってことは……これだな“呪いの病棟”」
先輩が生徒に配布されている、パンフレットを見ながら言った
若「織本はお化けとか、平気なのか?」
貴「大丈夫な方です」
若「じゃあ、行くか」
私と若松先輩は、“呪いの病棟”を目指して歩きだした
永山先輩のクラスの前は、始まったばかりだというのに、もう行列ができていた
若「すっげー人」
今「ワシ等のクラスは前評判良かったからな」
今吉先輩が『呪いの病棟 コチラ⇒』と書かれた看板を持って、後ろから声をかけてきた
若「ちわっす!」
貴「こんにちは」
今「おー、二人とも来てくれてありがとーな。ウチのお化け屋敷は期待裏切らんでぇ」
今吉先輩が不気味に笑った。と、同時に女の子の叫び声が中から聞こえてきた。よく見ると、出口で泣いている人がいる
若「怖いんすか?」
今「怖いでー。クラスに美術部の奴が多くてな、お化け役のメイクとかめっちゃ凄いねん。ちなみに演出はワシがやった」
今吉先輩が演出……絶対怖い
私は若松先輩を見上げた
若「安心しろ!オレがついてっからよ」
それを聞いて私は自然と笑みがこぼれた
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あんこ(プロフ) - ゔぅー。本当にヒドイ更新具合ですね……頑張ります(T-T) (2015年3月20日 21時) (レス) id: 2b1cf20e49 (このIDを非表示/違反報告)
サキ - 更新頑張ってください! (2015年3月19日 16時) (レス) id: 230e8534c7 (このIDを非表示/違反報告)
ライネ - この小説おもろいです!更新ガンバです。 (2015年3月17日 20時) (レス) id: cc2ae5f13f (このIDを非表示/違反報告)
あんこ(プロフ) - みいさん» ありがとうございます!なかなか更新できなくて申し訳ないです…頑張ります!! (2015年2月26日 13時) (レス) id: 2b1cf20e49 (このIDを非表示/違反報告)
みい - 全部 見ましたッ!更新頑張ってください (2015年2月23日 0時) (レス) id: d81b228a30 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あんこ | 作成日時:2013年10月10日 0時