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JW「ふーっ、どう？」
クラスには私とヤン君、2人きりの放課後
「どう…とは^^;」
JW「俺なりに行間を読んで、助け舟だしたつもりだったんだけど」
「あ やっぱそうだったんだ」
そう考えると、凄いなヤン君
「うん、助かった…ありがとう^^」
「あんな顔できるんだね ヤン君あんまり表情変わらないイメージだからびっくりしたよ」
JW「疲れること好きじゃないんだ、表情筋使うと疲れるよね」
「えー」
JW「まあさっきのは、ちょっと楽しかったけど」
JW「でも、借りを返せてよかった」
あ、
借りってもしかして昨日の
"何かあったら言って"
JW「じゃあ」
そう言って教室を去ろうとするヤン君
「あっ、えっ！ちょっと待って！周りの人にも付き合ってるって思われたよ^^;」
JW「あぁ…たしかに」
「多分 すぐ広まるよ。大丈夫なの？」
JW「じゃあ…しばらく付き合ってることにする？すぐ別れたていうのも変だし」
「あー、それもそうだけど！ヤン君って好きな人いないの？こんな誤解広まって大丈夫？」
JW「いないよ、人を好きになることなんてない」
「そうなんだ…ε-(´∀｀;)ﾎｯ」
JW「だから俺にはよく分からないけど、昨日まで好きだった人を今日はどうでもいいって言ってたのは友達のためについた嘘で」
ﾄﾞｸﾝ
JW「まだ好きなんでしょ 本当は」
「……ｴﾍｯ」
ヤンくんの言う通りだ
「私ねー、昔から惚れっぽくて 結構すぐ好きになるの、その分失恋も慣れてて だから大丈夫なんだ」
JW「だからって 友達に譲るの？」
「譲るとかおこがましい話じゃなくて！あの二人両思いっぽいから遠慮はして欲しくないなって…」
「それに、ユナが人を好きになるなんて滅多にないから…きっとこう言う気持ちになるの 私よりずっと貴重だから」
「絶対大事にして欲しいんだ」
JW「別に恋する頻度なんて関係ないよ、」
JW「まあ、俺は誰のことも好きになったことないから冷たい人間なのかも」
そう言って窓の外を見つめるヤン君
「……あはっ」
「冷たい訳ないじゃん！あんな豪快に助けてくれる人が」
JW「……」
「めんどくさい事に巻き込んでごめんね、ありがと」
不思議だな
この間まで全く接点のなかった人が
今は唯一本音を話せる人になっちゃってるなんて
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作者名：ソヌ嫁 | 作成日時：2022年3月19日 10時
