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と、その時。
だっーーん!とドアが壊れるんじゃないかと音を立てて部屋に侵入してきたのは…
帝統「乱数!!ずりぃ!!俺も混ぜろ!」
幻太郎「抜け駆けですか?
貴方はさすが手が早いですね、乱数」
乱数「あ〜だいすとげんたろ〜」
帝統「俺もそこで寝る!!」
幻太郎「それなら小生はAの顔が見えるようなところで寝たいですね…
いえ、寝なくてもいいのでAの顔が見えるのは…あぁ、簡単な話ですね。
貴女に膝枕をして差し上げればいいんです」
『ちょ、みんな待って』
で、気づいたらこの有様。
乱数は終始ご機嫌で私の腕にそのほっそい女の子みたいな腕絡めてくるし帝統は羽交い締めでもしたいの?って感じで抱きしめてくる。
ちょ、力強いな。
帝統、力強いって。
骨折れそうなんだけど。
幻太郎は「貴女の髪の色は本当に綺麗ですねぇ」なんて言いながら幻太郎の膝の上に乗っている私の頭をしろーい手で支えながら髪の毛撫でてくるしこんな状況でどうやって寝ろと?
もしかして1ヶ月この生活続く感じ?
それはさすがに私が持たない。
『勘弁してください…』
消え入るような声で呟いた言葉はきっと3人には届いていない。
〜翌日〜
糸が絡まるように絡まって寝ている帝統と幻太郎の間から何とか抜け出してスマホを開くと三郎からメッセージが来ていた。
三郎【A、昨日はごめん。
急にみんなの前であんなことされてもしかして怒った?
僕も…酷いことしたって思ってる。
…変に焦ってるみたいなんだ。
自分でもこんなに冷静さを欠けるなんて駄目だってわかってるけど】
三郎…なんか戸惑ってるような…困ってるような文面だな…
私に申し訳なく思ってるんだろうな…
けど…きっと“好き”って言葉は本物。
あの子はお巫山戯でそんな言葉をいう子じゃない。
【『メールありがとう。
大丈夫だよ。ちょっとびっくりしたけど三郎の言葉、嬉しかった。
私は三郎の気持ち全然気づけてなかったけど三郎は私の事好きだって思っててくれたんだね』】
と返信するとまだ朝も早いというのにすぐに反応が来た。
三郎【怒ってないみたいだね、良かった。
僕さ、絶対ディビジョンラップバトルで優勝してみせる。
いちにぃを支えて必ず優勝するから…その時はまたデートして欲しいな】
『ふふ…デートだって…かわいいな…』
幻太郎「デート?誰とですか?」
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lotus_r(プロフ) - 華月さん» うわぁ嬉しいお言葉ありがとうございます!なるべく更新送れないようにしていきたいです(泣) (2021年12月25日 16時) (レス) @page31 id: 37f79c4fa9 (このIDを非表示/違反報告)
華月 - いつも見てます(*^^*) 無理のなさらないように頑張って更新してください! (2021年12月24日 13時) (レス) id: e87e41df15 (このIDを非表示/違反報告)
lotus_r(プロフ) - 柃。さん» コメント返信遅くなり申し訳ありませんでした!作者です!この作品ももっと更新頻度上げていきたいと思います! (2021年8月28日 1時) (レス) id: 37f79c4fa9 (このIDを非表示/違反報告)
柃。(プロフ) - 夢主ちゃんのもはや芸になってる鈍感が見ててもどかしいんですけど面白いです!これからも更新頑張ってくださいね^ - ^ (2021年8月16日 0時) (レス) id: 70c717cb52 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:lotus_r | 作成日時:2021年5月4日 2時