story171 ページ27
寂雷「うーん…だけど今回の大会は地域予選突破が本戦に参加する条件なのだけれど2人が地域予選に参加したという話はどこからも聞いていないよ。
彗君と紅蓮君なら本戦に参加してからが勝負だろう?」
『…私も信じたくはないんですけど、』
寂雷「そうだったんだね…
ところでそのイケブクロの目撃条件はA君が回収したのかい?」
『えっ、あ…あの、乱数…から、』
寂雷「…飴村君からか…
…それならきっと正しい情報なんだろうね。
彼は自分の“仕事”はきっちりとこなすから」
『先生…』
寂雷「すまない、私情を出してしまったみたいだ。
とにかく、彗君の姿が見られたってことは“彼”とまた会える日が近いってことかもしれないね』
『そうですね、ずっと待ち続けてた日が…近いのかもしれません。』
寂雷「A君、私はいつだって君の幸せを願っているから。
辛い時はいつだって頼りなさい」
『はい、先生。
何からなにまで本当にありがとうございます』
寂雷「この後はなにか予定が?」
『あぁ、一二三と独歩が久しぶりに夜ご飯でもどうだって…
良かったら先生もいかがですか?』
寂雷「私がお邪魔してもいいのかな」
『邪魔だなんて!
先生の診察が入ってるって二人に言ったら、先生にもお時間があったら是非いらして欲しいって言ってましたよ!』
寂雷「それなら、お言葉に甘えようかな」
『はい!』
病院の外に出るとすっかり外は暗くて星が輝きの涙を空に浮かべていた。
寂雷「寒くなってきましたね、
A君、風邪をひかないように気をつけてください」
『そうですね…私はどちらかと言うと寒がりな』
口を開きかけたその時。
覆面マスク男1「神宮寺寂雷だな!!」
覆面マスクの男が4、5人暗闇の奥から飛び出し、先生と私の前を塞いだ。
寂雷「君たちは誰かな」
覆面マスク男2「うるせぇ!
お前にはなんの恨みもねぇが…お前達にはディビジョンラップバトルの本戦に出るのは諦めてもらう」
寂雷「…地域予選で戦った人達かな。
こんなことをしても意味は無いよ」
覆面マスク男3「意味が無いかどうかは…今にわかる」
男はマスクの隙間から覗かせた口元をにやりと笑うと
キュィーーン
と嫌な音を立てて手にマイクを構えた。
…?
あのマイク…公式既製品にしては少し大きいような…
…まさか、!
『違法マイク!!』
寂雷「違法マイクだね」
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lotus_r(プロフ) - 華月さん» うわぁ嬉しいお言葉ありがとうございます!なるべく更新送れないようにしていきたいです(泣) (2021年12月25日 16時) (レス) @page31 id: 37f79c4fa9 (このIDを非表示/違反報告)
華月 - いつも見てます(*^^*) 無理のなさらないように頑張って更新してください! (2021年12月24日 13時) (レス) id: e87e41df15 (このIDを非表示/違反報告)
lotus_r(プロフ) - 柃。さん» コメント返信遅くなり申し訳ありませんでした!作者です!この作品ももっと更新頻度上げていきたいと思います! (2021年8月28日 1時) (レス) id: 37f79c4fa9 (このIDを非表示/違反報告)
柃。(プロフ) - 夢主ちゃんのもはや芸になってる鈍感が見ててもどかしいんですけど面白いです!これからも更新頑張ってくださいね^ - ^ (2021年8月16日 0時) (レス) id: 70c717cb52 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:lotus_r | 作成日時:2021年5月4日 2時