story132 ページ38
『あ、独歩おかえり…』
独歩「一二三、お前な…!」
一二三「…なんで?
なんで独歩にいちいちAへの行動に干渉されなきゃなんないの〜?」
私を挟んでギリギリと睨み合う2人。
ど、どうしたの一体。
何事!?
『ふ、2人とも、一旦落ち着いて?
一二三!シャツならすぐ返す!
もう間違わないように気をつける!
ね!だから!そんな風に怒らないで…!』
一二三/独歩「…」
一二三と独歩は私の言葉に何故か残念そうな目で私を見つめてはぁ、と溜息をついた。
独歩「これはなかなか手がかかりそうだな…」
一二三「でしょでしょ?
こーーんなにAが鈍かったなんて俺っちも驚きなんだけど!」
?だから、鈍いって?
一二三「…A、今日のところはこれで勘弁してあげる!
さ、ご飯食べよ!着替えてきな、A!」
私の疑問をかき消すように一二三がいつもの感じに戻ったので、私達は準備を済ませてご飯を食べた。
うーん、最近なんか私の周りギスギスしてるな…
この前も左馬刻と一郎、病院で鉢合わせちゃったし…
なんか申し訳ない。
ご飯を食べ終わり、一二三は出勤して独歩は部屋で休んでるので私も、部屋に戻り携帯をみながらそんなことを考えていた時だった。
【メッセージを受け取りました】
携帯の画面に表示された一文をタップする。
メッセージ…だれからだろう?
…あ、銃兎だ。
銃兎《脚を怪我したと左馬刻に聞きました。
大丈夫ですか?》
《うん、大丈夫だよ!
銃兎まで気遣ってくれてありがとう》
銃兎《そうですか、ならよかった。
久しぶりに貴女に会いたいですねぇ…
来週、どこか予定空いている日はありませんか?》
《大丈夫、とは言ったけどこの怪我のせいで商売あがったりなんだ。
だから、いつでも空いてる!》
《そうですか。
それならばなにか美味しいものをご馳走します。》
《ほんとに?じゃあ、すごーーーく高い物おねだりしてもいいですか?》
《調子に乗るな。
まぁ、お前が喜ぶなら大抵のものは買ってやるし奢ってやる。
それなら…来週の火曜日の夜、空けておけ》
《わかった、ありがとう》
そうすると…来週の火曜日の夜ご飯はいらない、って一二三に伝えなきゃな。
…ふふ、2人のことだから夜に出かけるのか!?ってまた心配されそう。
誰もいなくなってしまっても2人だけは…絶対に離れないで欲しいな。
私の本当の家族みたいなものだから…
184人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「ヒプノシスマイク」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:lotus_r | 作成日時:2021年3月11日 19時