story130 ページ36
左馬刻「…聞きてぇこと?」
『そう!だから1回、離して…ね?』
左馬刻「…ッチ、わぁーたよ!
けどA、てめぇは絶対俺様のもんだ。
一郎なんかには渡さねぇ。」
…?
渡す?
左馬刻も何言ってんだか。
その言いようじゃ一郎がまるで私の事好きみたいじゃん。
一郎に失礼だよ。
左馬刻「んで?なんだ、その聞きてぇ事って」
『C&C…Cosmos Core、について』
左馬刻「んなっ…CosmosCore!?」
『なんか知ってるの?』
左馬刻「いや、知ってるつーか…
そもそもお前は何を知りてぇんだ。
名前を出す限り、ある程度のことは知ってんだろ?」
左馬刻は私の向かいに座ってコーヒーを1口飲んだ。
そして足を組んで「Cosmos Coreかぁ、」と呟いた。
左馬刻「随分久しぶりに聞いたな」
『うん。あの、私が聞きたいことは……Cosmos Coreのメンバーが今どこで何をしてるかって事』
左馬刻「アイツらが?
…わりぃ、A。
俺達、The Dirty Dawgがアイツらとやり合ってたことは知ってんな?
その関係でお互いライバルとして関わりあって連絡を持ったりしてたんだが…ある日を境に4人全員の消息がわからなくなったんだ」
『ある日…?』
左馬刻「あぁ。
…Cosmos Coreが解散した、あの日だ。」
『…そっか、』
左馬刻「紅蓮なんかは俺様と性格が似通ってっから多少馬が合う奴だったんだけどな。
ほんとに、どこにいやがるのか。
俺様も知りてぇくれぇだ」
『そうなんだね、ありがとう』
左馬刻「どうして急にCosmos Coreの事なんか気になったんだ」
『え…!?
あ、いや…別に意味は無いんだけど…
そんなに強いチームのメンバーって今どこで何やってるんだろうってただ単に気になっただけだよ』
左馬刻「そうか。
ん〜久しぶりに連絡してみっか。
多分繋がらねぇだろうけど。
なんか分かったらすぐ教えてやんよ」
『本当に?ありがとう』
左馬刻「だから、A。」
『ん?』
左馬刻「もっと俺様を頼れよ。
あんま無理すんな。
辛い時には絶対に俺様頼れ。
泣きたい時は絶対俺様の所で泣け。
わかったな?」
『…左馬刻のそういうところ、大好きだよ』
左馬刻「……けよ」
『なんか言った?』
左馬刻「別に」
この時、左馬刻が「だったらさっさと俺様の気持ちに気づけよ」と言ったのは知る由もない。
------キリトリセン------
4/1 遅くなりました!
幻太郎先生、お誕生日おめでとうございます!
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作者名:lotus_r | 作成日時:2021年3月11日 19時