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『The Dirty Dawg解散の……少し前?』
幻太郎「蜃気楼…ということはなんのハプニングが起きたわけでもなく気づいたら解散していた、ということですか?」
「そう!
急に解散宣告が出されてね。
それからはなんの音沙汰もなし。
僕らあのバトルの後、ポッセになれたつもりでいたんだけどなー」
『それで?その後はどうなったの?
メンバーの消息は?』
「ぜーんぜんわかんない。
僕達みたいに各ディビジョンに散って活動するのかなって思ってたんだけど…
今はCosmos Coreのメンバーの誰もどこで何をしているのかわからないんだ」
『…そっか、』
帝統「じゃあよぉ、俺達がたまたまそいつらに会ったらバトル仕掛けてやろうぜ!」
「え?なんでー?」
帝統「だってよ、乱数にここまで言わせる奴らなんだ。
時間は経ってても実力は衰えてねぇだろ。
かつて最強と言われた奴らに勝つか負けるかわからない勝負を挑む…
ヒリヒリするぜ!!」
「あっはは!帝統らしいー」
『…ほんとに、帝統は人生がギャンブルなんだね』
帝統「あったりまえよ!
勝ち負けが決まった勝負なんて意味ねぇからな!」
「ところでA、すごくC&Cの話を興味深そうに聞いてたけど、ファンなの?」
『え!?…あ、いや…っとその…
ファンとかじゃなくて。だってほら、私はThe Dirty Dawgぐらいしか知らなかったから。
だからそんな私でも知ってるチームと並んで活動してたチームがいたなんて面白くて』
「そっか〜、たしかにC&Cは強かったし、かっこよかった!
まぁ、The Dirty Dawgには負けるけどね★」
幻太郎「乱数は、The Dirty Dawgが大好きですよね」
「!?いやそんなことないよ〜はは…」
帝統「いーや!お前は昔のことをあんまり話さねぇけど、話す時の顔はキラキラ輝いてんだよな。
なんで解散したんだ?そんな大切なチームだったなら」
「…っと、それは…」
『まあまあ、The Dirty Dawgにもいろいろあったんでしょ、
解散の理由もいつか乱数から話してくれた時に聞いたらいいんじゃない?』
「あはは!別に、解散ってそんなご大層なものじゃないよ!
ちょっーと、上手くいかないなぁ、なんて思ったからみんなバイバイしただけ!」
幻太郎「ですが…乱数は神宮寺寂雷とは犬猿の仲ですが、碧棺左馬刻や山田一郎とは今も仲がいいように見受けられます」
「えっと…なんて言うか」
『幻太郎、きっとあの時は乱数も傷ついたはずだよ。だから、ね?』
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作者名:lotus_r | 作成日時:2021年3月11日 19時